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イギリスの都市計画#1- 都市計画の体系
イギリスの都市計画制度は、England、Scotland、Northern Ireland、Walesによって若干異なります。
そしてその4地域の計画の上位計画として、EUの計画が存在してます。日本とは大分違うものになっています。
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(参考:Town and Country Planning in the UK/※こちらアマゾンのリンクに飛びます)
私のコースでは特にNeighbourhood Planningを重点的に勉強しました。Neighbourhood Planningは文字通り、Neighbours(地域住民)に地域の開発に関する権利を与えるシステムで、2011年のLocalism Act 2011において導入されました。(Act=法律のようなイメージです)
その権利を与える手段のひとつとして、Neighbourhood Plans (Neighbourhood Development Plansとも言われます。どちらとも同じ意味です。 )が存在します。
このNeighbourhood Plansの決め方がなかなか興味深く、計画策定のほぼはじめから必ず地元住民が介入しており、最終決定の際も、投票によって決める方式がとられています。
実際の投票率は低い地域、高い地域とばらつきがあるようですが、50%以上の賛成で計画が適用されます。
この計画策定過程は賛否両論あるのですが、私も地元でこのようなシステムがあったら進んで関わりたいな~なんて思いました。