音程について
みなさんこんにちは♪
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、中止となった令和2年の前期試験。
せっかく勉強がんばってたのに!!!!というかたもいらっしゃれば、
あーーーー!よかった!!!なんて思っていらっしゃる方もいるかもしれませんね。
ホッとしているそこのアナタ、一緒に勉強しましょう♪
音程について
今回は、「音程について」です。
「あ~その曲、2度あげて歌おうか~伴奏よろしくね!」
こうやって言われたら、どうしますか?
2度・・・えっと2つ上げるのかな?ドをミにするのかな?
ん?伴奏も?え?え!?…
ってパニックになったあなた、
私と一緒に音程勉強しましょう!!
音程とは?
音程というのは、音と音の間の間隔のことをいいます。
ドとミ、ドとラなど、2つの音の間隔のことです。
↑に出てきた方は、2度と言われて2つ上げるんだと思っていましたが、
同じ音同士が1度になりますので、
2度は1つ上げた音になります。
音程は、「完全・長・短・増・減」をつけて、より正確な音程を表すことができます。
完全音程
完全音程は、1度、4度、5度、8度の時に使います。
たとえば、
ドとド(完全1度)同じ音同士
ドとファ(完全4度)半音5個
ドとソ(完全5度)半音7個
ドと高いド(完全8度)半音12個
という形で使います。
半音とは・・・
わかりやすいように鍵盤で見てみましょう。
①と②の鍵盤の関係を半音といいます!
黒鍵を含めた音の関係です。
黒鍵を含めると、数字のような順番で音が高くなっていきます。
ちなみに、⑦と⑧、⑫と⑬の間には黒鍵がありませんが
この2つの音の関係も半音です。
半音2つ分で全音となります!
増音程と減音程
完全音程とセットで覚える必要があるのが、
増音程と減音程です。
増音程は、完全音程より半音間隔が広くなった時に使います。
例えば、
ドとファ# このときは増4度になります。
反対に減音程は完全音程より半音間隔が狭くなった時に使います。
ドとファ♭ このときは減4度になります。
ちなみに、ファの♭というのはミのことですが、
ここでは「ミ」とはかきません。
あくまでも減4度は「ファ♭」です。書くときには気をつけましょう!
長音程
先程完全音程のところで1,4,5,8度が完全音程であると説明しましたが、
それ以外の音程(2,3,6,7度)は長音程系に分類されます。
たとえば、
ドとレ(長2度)半音2個
ドとミ(長3度)半音4個
ドとラ(長6度)半音9個
ドとシ(長7度)半音11個
という形で使われます。
短音程
長音程とセットで覚える必要があるのが、短音程です。
短音程は、長音程から半音下げた音程になります。
たとえば、
ドとミ♭は短3度になります。
さて…実は…
私は音程を半音何個…と、こんなふうに覚えてなかったんです^^;
私が音程を覚えた方法とは
みなさんは、「ドレミファソラシド」
はもちろん知ってますよね。
この「ドレミファソラシド」というのは、
ハ長調の音階です。
ハ長調の根音にあたるドと、もう一方の音を比べた時
この音階上にある音との関係は、必ず完全音程か、長音程になります。
ドとド 完全1度
ドとレ 長2度
ドとミ 長3度
ドとファ 完全4度
ドとソ 完全5度
ドとラ 長6度
ドとシ 長7度
ドと高い度 長8度
といった具合です。
半音の数を覚えたとしても、それがわからなくなったときは
この法則を覚えておけば大丈夫!
▼ハ長調の音階
えっじゃあミとソのときは?どうすんのさ!
って思いますよね…。
ミ=ホ長調ですね。
ホ長調は#が4つになるので
「ファ・ド・ソ・レ」に#がつくから・・
ミ ファ# ソ# ラ シ ド# レ# ミ
ミとソ#が長3度。
ミとソは短3度になります♪
調号に関する問題も出題されるので必ず勉強しましょうね^^
そこまですぐに考えられない・・・!
という方は、半音での数え方+長音階の考え方をお守りに
試験に挑んでくださいね!
まとめ
★1,4,5,8度は完全音程系、半音上がると増音程、下がると減音程
★2,3,6,7度は長音程系、半音下がると短音程
★長音階の根音にあたる音と、音階上にある音の関係は完全音程か長音程
★ハ長調以外の音階(根音にあたる音がド以外)が出てきたときは、調号がつくか考えて判断する
<音程がわかったらコードもラクラク♪>
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あや音楽教室 講師 長岡 綾