DIYの家と、穴掘りの罠
わたしたち家族は築30年ほどの中古住宅を土地ごと購入し、リノベーションして住んでいる。
大人にとっては最高だけど、子どもからは「かいだんのあるおうちがいい!」と不評でお馴染みの、平屋である。
住みながら壁を塗ったり、棚をつけたり、タイルを貼ったりと自分たちでできるところはDIYで手を加えている。
でもってど田舎だから土地も250坪ある。
その土地のど真ん中に家が建っているから、余った土地の使い方が難しすぎてずっと持て余している。
外構って、めちゃくちゃお金がかかるんだね。この広さの土地をなんとかしてもらおうと思ったら、いったいいくらかかってしまうんだろう。おっかなすぎて、考えたことない。
なので引っ越してきてもうすぐ3年目になるっていうのに、いまだに手つかずの庭は初夏にもなれば草ボーボー。
うちの夫は外仕事が好きなのだが、忙しすぎる夫に任せていてはあっという間にそこらじゅうジャングルになって家が飲み込まれる。
というわけで、なんでもかんでも夫に頼ることしか考えていないTHE・のび太体質のわたしが、ここに住んでエンジン式の草刈り機を使えるまでに成長した。
家の隣には竹やぶ。ここも、放置竹林だったのをコツコツ整えてきた。
シーズンインするととんでもない速さで次々生えてくるたけのこを必死で収穫するのはわたしの役目。
写真は食べきれないくらい生えてくる淡竹。
でも田舎あるあるであげる人がなかなか居ない。
そのうえ土地は粘土質で、雨が降るたび庭が泥沼のようにグッチャグチャになるのが大きな悩みだった。
そこで水はけ改善のため、
庭を縦断する長い穴を掘って(夫が)
暗渠排水をこさえたりもした。(夫が)
ケットラで山砂を買ってきて、今ある土の上にひたすらスコップで撒いたりもしたし(夫が)、
家の周りを一周縁石で仕切って砂利を敷いたりもした。(夫が)
こんな感じで、家の外のことに関しては自力でなんとかやりながら暮らしている。
わたしは、気が向いたときだけお手伝いしてあげるね。っていう、上からかつ自由すぎるスタンス。
(とか言いながら、本当は夫がいないときこっそりお手伝いしてあげる優しいところもあったりしちゃうけどね♡)
こうして重たい砂利をスコップで何度も持ち上げたり、硬い土を掘ったりしているといつも思うことがある。
ミステリーとかサスペンスとかドラマとかでよくありそうなんだけどさ。
人を◯して山に埋めた犯人が翌日出勤するのって絶対無理だよなー。
って。
突然なんだよと思われるだろうけど、私、穴掘ってるとどうも犯人の気持ちになってしまうのだ。
「土って実際そんなフカフカしてないし、やればわかるけど穴掘りってめちゃくちゃ大変。やり出してから気づいてたらもう、罠じゃん。
それを犯人は人1人◯めたあとに、とんでもない重さであろう◯体を車に積んだりして、そこからさらに自分で運転してどこぞの山まで運んだ上に穴を掘ったり埋めたりなんて。できる気がしない。
しかも車で入れるレベルの山ってどこだ?山の土地勘なんてなかなかないでしょ。突発的な犯行だとしたらまず一晩でそこまで行き着けないし、計画的だとしたら調べた形跡が残っちゃうし。
そもそも女1人じゃこんなの確実に無理だよね。ナオミとカナコも共犯だったもんね。
もう、一晩じゃ全く時間足りる気もしないし、次の日仕事に行くなんてメンタルも体力もどうかしてるとしか思えんよ。でも休んじゃったら警察の捜査が入った途端一番に怪しくなるしなあ?
容疑者Xの献身の石神さんだって午前休2連チャンだもん。私ならもう、1週間くらい寝込んじゃうわ。何でもない顔して翌日出勤なんて絶対不可能だよねえ。」
っていう話を、穴掘りながら毎回夫に聞かせてる。
そしたら3回目くらいで夫が、
「山って木の根っことかやばいらしいしな」
って答えてきたんだけど、この話誰かにしたということだろうか?笑
(そして外構diyの話はどこへいった?🥹)
今日の一曲は
the brilliant green / 冷たい花
トミーの声、歌い方、ビジュアル、雰囲気全て大好きだったーー!かわいいなぁ💘このアンニュイで気怠げな感じがたまらないよね。