人はタレコミたくなる生き物である

ガーシーが国会議員になったのは少し前の事。彼に関しては賛否両論あるかもしれないが、「YouTuberのガーシー」から「公人のガーシー」になった事で、今後彼が発する暴露話はただの暴露話としては扱われなくなる、という事になる。ただのタレコミも侮ってはいけない、って言うか「タレコミ」って何なの?どうなの?

ここで自称「女ガーシー」である私が身近な「タレコミ」について語りたいと思う。あまりにネタが小物すぎて「視野狭いよ!」というツッコミと、そして身に覚えがあれば震えあがってくれたら嬉しいです。

■ 私は「歩く拡声器」「走る文春砲」

自称「女ガーシー」なんてたいそうな言い方をして申し訳ないが、私はずっと「噂好きな女」として生きてきた。noteの読者様からは「群れを嫌う女」「一人が好きな女」として思われているかもしれないが(←多分誰も思っていないw)、私は「群れ」に関してはハマれば群れるしハマらなければ群れない、というスタンスだった。

小中学生時代→「好きな人誰?」というものから始まり、「〇〇と〇〇が付き合っている」「〇〇が〇〇に告白した」という旬な情報まで、ありとあらゆるネタが私の所に入ってきた。人はネタを仕入れた瞬間に誰かに話したくなる生き物で、拡散してくれそうな人物を選んでタレ込んでくるのだ。その「拡散してくれそうな人物」というのが私であった。

女子高、短大時代→「〇〇が先生と付き合っている」「〇〇がエンコウをしている」「〇〇にはパパがいる」「〇〇の彼氏は〇〇人」とか、まぁ、それはそれは特殊な恋愛ネタまで舞い込んできていた。もうここまで来ると私は拡散のしようがない。この頃には、私は拡声器と言うよりも、ネタを仕分け、ネタの鮮度を吟味する係のようなものになっていた。←なんだそれ?

■ 会社員時代、タレコミ部屋の主に君臨する

先日飲んだ仲間は新入社員として入った会社の同期で、女ばかり8人とは今でもとても仲が良い。入社して同期の仲間が色んな部署に配属された瞬間から、数多くの「タレコミ」が私の所に入ってくるようになった。
当時私は「ただ座っているだけのOL」というポジションで、あまりにも毎日暇過ぎたので、勝手に「毎日各部署をパトロールする」という事を日課にしていた。毎日同期の仕事の邪魔をしに行く事で、200人程いる社員(当時は合併する前だからこんなもん)の過去と現在の社内恋愛ネタを、ほぼほぼ把握する事が出来た。(←暇の極み乙女)

しかしながら、あまりにも暇過ぎてバカらしくなったので私は会社を2年も経たないうちに辞めて、その後は転職を繰り返した。転職した後の私は「タレコミの主」となる事はなかった。

ただ単に「タレコミ」ネットワークが築けなかったからである。

■ ご近所づきあい、ママ友というポジションから復活した「タレコミ」

ここで私はまたもや発揮する事になる。それは、ママ友同士のコミュニティにおいての「タレコミ」である。

息子の時に私は子育てに全力投球した。ママ友づくりにも励んだ。「ママ友」については世間では否定的な意見もあるけれど、私はママ友抜きにして子育ては語れない、色んな経験や情報を共有することは、より良い子育てを助長することにならないか?

「〇〇くんのママ、担任の先生と付き合ってるらしいよ」

児童館で子どもが遊具で遊ぶ傍ら、私に囁いてきたママがいた。

「〇〇くんのママ、おっぱい画像を浮気相手に送ってるらしいよ」

子どもの授業参観を見学している傍ら、私に囁いてきたママがいた。

「〇〇くんのママ、〇〇ちゃんのパパとデキてるらしいよ」

自転車で子どものお迎えに走っている私に向かって、囁いてきたママがいた。


何で私に話すねん!どんだけ皆、タレコミ好きやねん!

皆、誰かに話したくて、話したくて、ウズウズしている。ウズウズしているのだ。拡散して欲しくてタレこむわけじゃない。もう「誰かに話したい」ってだけなのだ。

私も昔みたいに「歩く拡声器」「走る文春砲」ではなくなってしまったので(近所でトラブルに巻き込まれたくない)、これらのタレコミを拡散する事はなくなりました。ただただ、この垂れこんでくる人達と一緒に噂話を楽しむだけにしました。「新しい情報待ってるよ」なんて言うと、またすぐに持ってきてくれるので。

って事で何が言いたいのかと言うと、

お気をつけて下さいね

っということ。意外と皆、バレてますから。って言うかさ、バレてるという以前に、このネタ元になる人って「自ら暴露している」ので、近所にバレるのなんて時間の問題なんですよ。私は実際に不倫現場も見た事あるし(視力がいいから見えちゃったw)、大体匂いでわかったりするものなので。

バレたくなければ自分で吐かないこと

これ、原則です。

皆様、どうか私のような人間にはお気をつけて下さいね。どこにでも「ガーシーみたいな人」っていますので、どうかお気をつけて下さい!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?