誰よりも暑いのは俺だ!~真夏の言い争い
月曜日の夜はプロ野球中継が無いので「吉田類の酒場放浪記」が始まる9時までは平和に過ごしたいと思っていた所、うちの老舗のラッパー(夫)が、いつものように酔っ払って絡んできた。
内容はタイトル通り「誰よりも暑いのは俺だ!」ってことについて。
もうさ、呆れちゃうよね。うちの娘も、リビングで「暑い」についてずっと言い争っている両親を見て「まだその話してるの?」と呆れかえってました。
月曜日の夜って本当に憂鬱だわ。。。
■ 子どもの頃から「汗っかき体質」だった夫
真冬の鍋の時期、夫が一人大量の汗をかき、半そでになって食べてる姿を見ると「代謝がいいって羨ましいなぁ」と、いつも思う。ちなみに夫は俗に言う「多汗症」ではなく、ただ単に「汗っかき体質」の人ってだけである。
それは子どもの頃からそうだったみたいで、
「俺が野球でピッチャーをやれなかったのはこの「大量の汗」のせいだ。汗をかかなければ、俺はピッチャーで4番だった。足も速かったし・・・」
この40代の半ばを過ぎたのに、少年時代の武勇伝を語る男をどうにかしてくれないでしょうか?
それでも私は「はいはいそうですね。さぞかしそれは残念でしたね。かわいそうでしたね。」と諌める。
我ながら優しい妻だと思う。
■ 真夏でも長袖を着るのは理由がある
私は漏れなく肌が弱くてお腹も弱い。
このクソ暑い真夏にも関わらず長袖長ズボンのスタイルを貫いている。
外では、日焼けをするとその日の夜は痒みに襲われ眠れなくなる。
中では、冷房のせいでお腹を壊す。
だから長袖長ズボンは必須なのです。
もちろん素材は涼し気な麻素材だったり、着ることにより冷感を受ける素材だったり工夫しています。
「理解できない」
と夫は言う
「本当は暑さを感じていないのだろう」
と夫は言う
だからさ、違うって言ってんだろ!
暑いは暑いんだけど、肌を出して日焼けをする方がヒリヒリ痛いんだよ!その後とんでもない事になるんだよ!この前私が足の甲に日焼け止め塗り忘れて夜中に泣きながらバリバリ掻きむしってたら、冷たい保冷剤を持ってきてくれたのはどこのどなたでしたっけ?身体の硬い私に保冷剤を足にくっつけてくれた優しいあなたは忘れたのですか?
それでも夫は続ける
「長袖を着てなんで汗が出ないのか?」
知らねーよ、おめーは代謝が良すぎるんだよ!
「俺ほど暑い人間はいない」
うるせーよ、わかったよ、認めるよ、おめーは世界で一番暑い男だよ
■ 紫外線は大敵である
ちなみに私の友人は、23歳の時に与論島旅行で大量の紫外線を一気に浴びた結果、膠原病になってしまった。20年以上経った今でも不治の病と戦っている。
日常生活では私とは比べようが無いほど、紫外線に気をつけた生活をしている。
だから、真夏でも長袖長ズボンが必須な人がいることを理解して欲しい。
■ 結局は汗が出ないのが羨ましいだけだった
以上のような事をコンコンと話していたが、酔っぱらいの老舗のラッパー(夫)に通じていたかどうだかわからない。
「俺は長袖を着ている人が憎いわけではないんだよ。ただただ、汗が出ないのが羨ましいだけなんだよ・・・」
ついに泣き言を言い出した
私はそれでも、
皆見えない所で汗をかいているんだよ。私だって脇汗も尻汗も凄い事になっている
ついついこんな事を口走ってしまった。するとラッパーは、
「なんだよ!そんなの見たことない!俺は女が汗をかいている所なんて見た事ない!」
え?どういうこと?何を言っているんだ
それって何?あんたは、ただ女の汗が見たいってこと?
するとラッパーは、
「そう、俺はただ、女が汗をかいている所を見たいだけなんだよ。」
何を言ってるんだ?
ラッパー、お前は一体何を言っているんだ?
何を言ってるんだよーーー
汗をかくことはいいことです
老若男女
大量の汗をかいてこの夏を乗り切りましょう
もちろん水分補給は忘れないでね
*ちなみになんですが、夫は自分で言う程汗っかきではないと思います。一緒にいて汗が不快だと思った事は1度もないので。