就活中の息子とドライブ
3連休、なんだかとっても暇だったので息子をサウナに誘ってみた。
「お兄ちゃんのオススメの八王子のスパに行ってみたい。もちろんお兄ちゃんの運転で、サウナ代は出すよ」
暇な息子は勿論OK。
行ったのはコチラ↓
バズーカロウリュで三途の川を見て、水風呂9度で爆死したw
全てにおいて「攻め」と「締め」を感じる施設だった。こんなに全身が痛いサウナと水風呂ってアリなの?人口60万人の八王子の底力を見せつけられた。土日料金1100円。
詳しいレポは別アカウントで。(ってやってるんかいw)
*
往復2時間程のドライブだったけどなんだか楽しかった。
やっぱり私は息子とは気が合う。娘の事は面白くて好きなんだけど、ちょっと気を遣う所もあるのが本音。
娘は私に性格が似て、息子は夫に似ている。夫の穏やかで我慢強い所を引き継いだのかと思われる。と言っても、私は夫とはあまり気が合わないけど、息子とは合う。それは恐らく息子の纏う雰囲気が私に似ていると言われるからなのか。息子に言われた。「リリーちゃんとお母さんは性格が似てるから、ぶつかる時もあるんだと思うよ」だって。よくわかってる。
色々な話をした。
就活の話はもちろんのこと、HIPHOP談議とか、最近の若者のXでの傾向とか、ギターを弾きたいとか、外見は村上に寄せてもいいのかどうかとか、バイトの話とか、友達の話とか・・・(色恋の話は全く出ないけど、そこはしょうがない所w)
そんな中で、息子が神奈川の僻地(そこまで僻地ではないw)に2年間一人暮らしをしていた時の話になり、「人がいなくて本当に快適だった。自分は就職したら地方に行きたい」と言った。
今は家の近くの学生マンションに住んでいるけど、壁が薄いから周りに気を使うし、外に出れば人が多いし、大学は都会過ぎてうんざりすると言っていた。
僻地(そこまで僻地ではないw)に住んでいた時は、夜中に近くの山に行って大声で歌ったり、公園でギター(エレキw)を弾いたり、家の外に出ても誰も歩いてないし、人がいなくて本当に快適だった。遊びに行くのなんて月に1回とかでいい。自分は誰もいない所で自由に好きな事をしたい。今まで寂しいなんて思ったことはない。東京は息苦しい。
これが私の息子なのだ。
私が息子の歳の時は、毎週、いやほぼ3日に1回くらいのペースで、新宿、渋谷、六本木、青山、赤坂、時には銀座に繰り出して、東京のあらゆる街を飲んで酔って踊り狂っていた。そんなパリピ全開だった私の息子は、自然を愛する、孤独を愛する男なのだ。
「お兄ちゃんは地方に住むの合ってるかもしれないね。いいと思うよ」
1年半後は、本当の本当に寂しくなると思いながらも、少しだけ安心した。きっと息子は一人でも大丈夫だろう。私みたいに、誰かがいなくては生きていけないとか、ご飯は常に誰かと一緒に食べたいとか、そんな人間ではないから大丈夫だろう。
就職した後の話もしてみた。
「この先仕事の事で行き詰まったり、悩んだり、どうしようもないと思う時が来たら、近くにいる仲間や上司にしっかり相談しなね。会社側だって労災はなるべく出したくないから未然に防ぐ手立てはする。だから自分1人で悩んで、自分1人で解決しようと思っちゃダメ。会社という組織に属するということは、もうそれは個人の問題じゃないから、そこはしっかり相談しなきゃダメだよ。何はともあれ、しっかり仲間を作ることは大切な事だからね」
すると息子が、
「自分は本当に奇跡的に運がいいと思う。中学も、高校も、大学も、それぞれ本当にいい友達に恵まれた。それは本当に奇跡だと思ってる。だからこれからも、人間関係に恵まれるといいなと思ってる」
こんな風に、今までの自分の人生を、人との出会いを「奇跡」や「運」と語る息子ならこの先も大丈夫だろうと思った。
私は自称アゲマンアヤマンだ。
そんな母の息子ならきっと大丈夫。
とりあえず、就活の第一関門のズーム面接を突破してくれ!話はそれからだ!
(まだ突破してないんかいw)
・・・
「この先お兄ちゃんが就職して、上司にあたる人がお母さん世代だとしたら、まあその下も含めて今の40代半ば位の人って、就職氷河期でパワハラとかセクハラとか全部の煽りを受けてきてるから、優しくていい人達だと思うよ」
「ふーん」
「だけどね、ちょっと若い頃に遊んじゃった人も多いから、今現在中年こじらせてる人とか、逆に中年を満喫しちゃってる人もいるから、もし上司がそういう人でも、大目に見てあげてね」
「どうせお母さんみたいな人でしょ?でもね、今まで色んな酔っ払い見てるけど、お母さん程の酔っ払いは見たことないから。お母さんは相当ヤバイって事がわかったから、多分色んな意味で自分は大丈夫だと思ってる」
そ、そうね、多分大丈夫だわね汗
お、お母さんもそう思うよ汗
引き続き就活頑張ってね
最後に、これを読んでる中年の皆さん、どうか若者にはお手柔らかにお願いしますね。
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