日本語力を鍛えた方が、意外と英語習得は早かったりする。
みなさま、こんにちは☆今日は本業の英語について。これは持論なんですが、「日本語力」が低いと英語力ってアップしないなぁと思っています。残念ながら。なので、小さい頃から英会話教室に通わすより、図書館に連れて行って本を沢山読ませてあげる方が、英語の習得は早いと思っています。
「英語の習得」に関しては、あらゆる本やYouTube、講座やセミナーなど溢れていますが、どれが正解ということはなく、英語を習得した人が自分の成功談をお伝えしていることだけは、頭の片隅に置いておいた方がいいと思います。
そんな私のnoteも、英語を習得したい方全員に当てはまるわけもなく、一部の人にしかマッチしないことを念頭に置いておいてほしい。
ただ、自分の経験を通して、また英語を教えている先生方と話し、実際に受け持った生徒さんたちを見ていて思うこと、「日本語力が高いと多言語理解は早い」。これだけは真理な気がしています。
私は学生の頃から、とにかく英単語を覚えるのが苦手でした。単語帳はキレイなままで捨ててしまうほど。どうしても英単語と日本語を結び付けて覚えるのが苦手でした。ただ高校、大学受験を乗り越えるには英単語を覚えることはマストです。それでも苦手だったので、最低限しか覚ず乗り切った記憶があります。なんなら意味が分かって読めて、発音できたとしてもスペルを書けない。これは予測変換が当たり前の時代になったので助けられており、技術の進歩に感謝でしかない。
それほどまでに単語を覚えることが嫌いだった私が、どうして英語を話せるようになり、ロンドンで働くことができたのか。
これは日本語力があったからだと思います。といっても何も特段に日本語力が高い!という意味ではありません。本を読むのが好きなので、色んな表現や言葉を知っている程度です。特別な能力ではありません。
しかし、なんの特別でもない「本を読んでいる」というのは無意識に日本語力が上がっているもの。私の周りでも、本を読む人とそうでない人では圧倒的に言葉の数が違います。
日本語の表現力や言葉の数が豊富だと、英単語を沢山覚えなくても英会話をすることは可能です。日本語を言い換えて、近い英単語を選べば良いだけだから。もしかしたら一言では自分の思っていることを言えないかもしれません。ですが、会話であれば別に一言で済ます意味はありません。二言、三言と言葉を紡いでいけばいいだけだから。
多くの方が大人になってから英語を習得しようとするので、自ずと頭に浮かぶ日本語は大人レベルでしょう。例えばビジネスのシーン。「昨日うちの社長がこんな案を仰ってたんだけど、どう思いますか?」という会話があったとしましょう。ここで多くの方が、「仰った」とは?と詰まるのです。でも冷静に考えたら「言った」だけです。こちらが勝手に敬語にしてしまっているから、ややこしい。
先ほどのはあくまでも例にすぎませんが、日常的に使っている言葉に囚われて、他の言葉に言い換えできない人が意外と多いです。これは英語力ではなく、日本語力の問題。
英単語を沢山覚えることも可能です。ですが英単語を覚えられないがために英語が話せないのであれば、日本語力を高めて、少ない英単語で会話する練習を始めることをオススメします。
英語を話せるようになるには、実際に話さないといけません。自分がどんな方法でなら話せるようになるか。少しでもみなさまのヒントになれば幸いです。英語習得、頑張ってください!!