スラッシュリーディングでスラスラリーディング。

みなさま、こんにちは☆今日は英語のリーディングについて。大多数の人が、英語の授業と言えばリーディングを思い起こすのではないでしょうか。それほどまでに学校教育ではリーディングに時間をかけているように感じます。しかし、それでも英語を読むのが苦手なあなた!きっとリーディングの仕方を間違っているかも。今日はリーディングの仕方について書いてみることにします。


そもそも語順が違う

英語を読むときに絶対に忘れないでほしいのが、「日本語と語順が違う」ということ。学校ではキレイな日本語訳を求められたかもしれませんが、実際にはそんな必要はありません。翻訳家になる予定の方はめちゃくちゃ少数だと思うので、意味が理解出来たら◎だと思ってください。自分が理解できたらオッケーです。

そもそも語順が全く逆の言語同士なので、キレイな日本語にするには少し別のスキルがいります。日本語は重要なことは最後に置き、英語は先に重要なことが来ます。これだけでも真逆なので、究極に言うと、英語は最初の3~5単語くらいが理解できたらオッケーです。日本語のように最後まで読む必要がないのもメリット。

語順が違うこと。キレイな日本語にする必要がないこと。これは頭に入れておいてください。それだけでも随分と英語へのハードルが下がります。


スラッシュリーディング

英文を読むときに、みなさまが一番心が折れるのが、長い英文を見つけたときでしょう。「I like dogs.」くらいの長さであれば、スムーズに理解できそうですが、「I think that people who live in the countryside will decrease in ten years.」となると、もう頭の中がパニック!という人も多いでしょう。しかし、こんな長い英文でもスラスラと読めるようになるのが「スラッシュリーディング」。

名前のごとく、英文にスラッシュを入れていくだけ。とっても簡単!入れるポイントは大きく分けて4か所です。このポイントさえ覚えることができれば、英文はスラスラと読めるようになります。

その4か所とは、①「,(コンマ)」、②前置詞(at, in, to)の前、③接続詞(and, but, so)の前、④関係代名詞(which, what, that)の前です。これらの箇所に「/(スラッシュ)」を入れていきます。

先ほどの英文「I think that people who live in the countryside will decrease in ten years.」で見ていきましょう。スラッシュを入れていくと、こうなります。「I think / that people / who live / in the countryside / will decrease / in ten years.」。

スラッシュを入れたら、次は英語を読んでいくのですが、必ず守ってほしいポイントが「前から訳す」です。英語を理解できない人の特徴として、英文の真ん中や後ろから訳している点。冒頭で述べた、「英語は最初に重要なことを言う」という特徴を全く無視して訳していると、英語の意味が理解できない事態に陥ります。翻訳家になるわけではないので、必ずキレイな日本語にする必要はありません。そのことを踏まえて英語は前から訳していきましょう。

さらに、スラッシュを入れたブロックごとに訳していきます。先ほどの例文だと、「I think / that people / who live / in the countryside / will decrease / in ten years.」とあるので、「① I think、② that people、③ who live、④ in the countryside、⑤ will decrease、⑥in ten years」という順番に前から訳していきます。

そうすると、「①私は思う、②人々は、③住んでいる、④郊外に、⑤減るだろう、⑥10年以内に」。厳密に言うと②~③は全て主語なので、バラさずまとめて訳せるなら訳す方がオススメです。そうすると「①私は思う、②③④郊外に住んでいる人々は、⑤減るだろう、⑥10年以内に」となります。ここまでくれば、何が言いたいか分かりますよね。何度も言いますが、キレイな日本語にする必要はありません。

これは、一番マックスにスラッシュを入れている状態です。慣れてくればスラッシュを入れる個所を減らしていけばいいのです。だんだん減らしていくことにより、英語を読むスピードも上がってきます。

慣れると楽しいスラッシュリーディング。英文読解が苦手な方はぜひチャレンジしてみてください。

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