英語ペラペラ=正しいではない。
みなさま、こんにちは☆今日は本業の英語について。学生からオンライン英会話に入会するかの相談を受けたのですが、なんとあるオンライン英会話は「ネイティブ講師」と「ノン・ネイティブ講師」とで料金が違うそう。ビジネスとはいえ、こういうのが差別をすでに生んでいるし、日本人への英語崇拝が垣間見えて、なんだかなぁと思いました。
過去記事にも英語の講師には色々書いてきました。英語スキルを上げたいからこそ講師から学ぶのであって、もちろん自分にピッタリの講師を見つけてほしいと思っています。ですが、「ネイティブ崇拝」は結構危険だと思っています。
私がこう思うには2つの理由が。1つ目の理由はイギリスで働いていた時に出会った数々のいわゆるネイティブの人たち。もちろん彼らはイギリス人やアメリカ人なので英語がペラペラです。ですが、だからといって「正しいこと」を言っているわけではない。ペラペラな英語でバカなことを話している人もいたし、ペラペラな英語で平気で差別してくる人も沢山いました。
2つの目の理由は、以前一緒に働いていたアメリカ人講師について。とある大学にネイティブ講師と英会話レッスンをしていた時のこと。彼もアメリカ人なので、みなさんが思う英語ペラペラです。ですが、学生が英語を分からないのを良いことに、まぁ差別発言が多かったこと。一緒に働いていた南アフリカ人の講師とイヤな思いをしたのを覚えています。
「英語ペラペラ=正しい」の公式が自分の中で出来てしまっている人は要注意です。相手がいくら英語を流暢に話していたとしても、その一言が相手を傷付けているかもしれない。流暢な英語で最悪なことを言っているかもしれません。もちろん英語が理解できない時点では、これらを判断するのは難しいです。
ですが、「英語がペラペラ=正しいではない」ということを心に留めておくこと。そうすることによって、これらは回避することができます。英語の流暢さで人の良し悪しを判断しないようにしてほしいと思います。