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ホワイトカメリア

5年ぐらい前から、男性作家の本を一切読まなくなった。
男性作家と言っても伊坂幸太郎と石田衣良と辻仁成ぐらいしか読んでいないが、彼らの本はとにかく片っ端から読んだ。

3人のうち誰の本かは忘れたが、ある時、本を読みながら(しばらく男性作家はいいや)と唐突に思い、その日を境に男性作家の本はほぼ読んでいない。

奥田英朗は一旦置いておく。あの人は相当な女性寄りの男性だ。彼は特例。治外法権(?)。

話を戻し、
男性作家の本を読まなくなった理由はただ1つ。

どんな作品でも、
『ぼくの かんがえた さいきょうの おとこのひと』
の話だからだ。

興味ない。

以下、ぼくのかんがえたさいきょうのおとこのひと作品にありがちな設定。

・主人公は30代中盤以降の男性
・長身で痩せており、『顔の造形が整っている』という周りの評価
・アーモンドアイ(猫目)の女性が出てくる
・アーモンドアイ(猫目)の女性から好意を寄せられる
・アーモンドアイ(猫目)の女性の他にも、タイプの違う女性複数名から好意を寄せられる

マジでコレばっか。

ここ最近、そのことについてすっかり忘れており、ブクログで評価の高かった『ホワイトカメリア(MIYAMU著)』を読んでみた。

ぼくの かんがえた さ(以下略)

損した。
単行本代1500円をドブに捨てた。
最後まで読んでから文句を書こうと思ったが、暑いし、この本を最後まで読むエネルギーはない。

ちなみに、何の期待もせずに読んでみた『推し、燃ゆ(宇佐美りん著、第164回芥川龍之介賞)』は、最高だった。

美容師だけじゃなくて、小説も女性作家に限る。


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