
スターバックスが苦手
スタバが苦手だ。
疲れるとカフェラテが飲みたくなるのでコーヒーチェーンにはよく行くが、スタバには行かない。
世の中のコーヒーチェーンは、
スタバとそれ以外
に分類できると思っている。
特に好きなのは最寄りのタリーズコーヒーで、平日の昼間や夜は空いていて居心地がいい。席の配置も良く、落ち着いて読書やネット徘徊に集中できる。
今日、夫と出掛けた際に人混みに疲れてカフェラテが飲みたくなり、それを訴えたところ
じゃあスタバ行く?
と聞かれた。
嫌だ
とは思ったが、Googleマップの混雑状況は「空いています」と表示されており、それならばということで行くことにした。
混んでいた。
というか札幌で空いているスタバを見たことがない。
スタバが苦手な理由は3つあって、
①客層がなんか嫌(その他コーヒーチェーンにいる客と根本的になんか違う。理由は上手く説明できない。とにかく違う。なんかいや)
②席の配置が落ち着かない
③混んでる
だ。
混んでる(③)から席の配置が落ち着かない(②)戦略だとは思うが、コーヒーはゆっくり飲むものだ。特に、あの大家族の家にあるようなでかいテーブルで隣の席の客と肘がぶつかるような席で勉強したり仕事したりしてる人に聞きたい。
正気?
札幌に限っての話だが、モスやロッテリアなら空いてるし、席の配置も長居できるような構造になっている。コーヒーの味もそんなに違うとは思えない。味覚障害と言われればそれまでだが。
運良くテラス席が空いており、19時・晴れ・25℃という素晴らしい気候であったため「ソファ席空いてるよ」と言う夫を振り切り、テラス席に陣取った。
夜風が気持ちいい。
アイスカフェラテ(スターバックスラテ・アイス・tall size)がおいしい。
「昔はミスドとかマックとか、午前3時とかでも営業してたよね」とかくだらない話で盛り上がる初夏の夜。
スタバ、好きになる…?
と思ったのも僅かな時間だった。
突然後ろから「ハァ〜〜〜」というクソデカため息が聞こえ、背後を見るとエントランスの階段部分に10代女子2人が腰掛けて無言でスマホを見ていた。
ここは原宿じゃない。
原宿なら、コーヒーを買わずにスタバの階段で休憩する人達がいるのかもしれないが、ここは札幌の郊外だ。他には特に何もない。ここでスマホをいじる意味。そしてコーヒー買え。
視界に入れなければ無かったことになるので、前を向き、一旦思考から除去した。
涼しい夜風。冷たいカフェラテ。夏の夜。
それも束の間。
そんな服どこで買うんですか?という感じの服(黒のカットソーに呪いのようなフォントで英文が書いてある)を着たイキリ若者5人組が隣の席に来た。
敢えて書かなくても分かるとは思うが、うるさい。
店内の奥の方にある広いソファ席、 空いてるみたいですが。こういう人達ってバスの最後列とかカフェの奥にある広いソファ席が大好きなんじゃなかったっけ?(酷い偏見)
帰る。
スタバは嫌い。