当時の日記より10@2008 10/16
夢を見た。
実家で両親を介護していた。父は昼間からお酒を飲んでほろ酔い、ご機嫌。そして私が子供時代に暮らしてた家までドライブするぞと助手席に私を乗せて出発。
通りを挟んだ向かい側にGSがある。そこの社長さんとはずっと会っていないのにちゃんとそれなりのお年になった姿で登場した。給油するぞと立ち寄ると社長さんが出てきて父と懐かしそうに世間話。
「退職されてからも嘱託で働いてましたよね。もっともっとお勤めになられるのかと。毎日顔を見られなくなって残念です」と言った社長さんに、父が「当たり前の毎日じゃなくなること。それが人生なんですよ」となんだか深い言葉。
家に戻ろうかと言った父は500mも進まぬうちに「酔った。もう運転出来ない、代われ」と。
夢の中でも必死にハンドルを握る私に父が話しかけた。
「卯月、大丈夫か?」
「何が?」
「こんな年寄り二人の面倒をお前ひとりで看て。そんなんでお前の人生幸せか?」
ものすごく心配そうな顔で尋ねる。返答しようとしたところで目が覚めた。
夢枕に立つって正にこういうことなんだろう。本当に寝ている私に話しかけてたんじゃないかと思うくらい、鮮明に残った父の声。
目覚めれば滅茶苦茶だと思う。父はお酒が飲めない体質だったし、免許も持ってなかった。
夢の中で伝えられなかったけど、私は大丈夫だよ。適当に手を抜いて、自由に出来る時間もあって。頑張りすぎてないから安心してよ。