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商売繁盛の願いを込めて、えべっさんへお参りを
「今年も十日戎の時期が来たなぁ」と、カレンダーを見て思う。近所の神社でも「えべっさんのお祭り」が行われていたので、取材がてら参拝した今日。撮った写真を編集しつつ、原稿を書きながら、ふと思ったことがあった。
「どうして十日戎って、一発で変換できないのだろう……?もしかして、メジャーな行事ではない……??」
十日戎は、"とうか"と"えびす"でわざわざ分けて変換しないと、わたしのPCは出てこなかった(わざわざ2回に分けて変換するのが煩わしかったので、ユーザー辞書登録した)。メジャーな行事なら、一発で変換できてもおかしくないはずなのに、そうではないということは、もしかしたらこれは地域が限定された行事なのだろうか。そう思って調べてみると、十日戎は関西を中心に行われている商売繁盛や金銭成就を祈願する行事と書いてあった。大阪で育ったわたしにとって、十日戎はあまりに当たり前にあった行事だったので、何も疑問に抱いたことはなかったからびっくりした。そういえば東京に住んでいたとき、この季節に十日戎なんて話題は一度も聞かなかったな……?と今更合点がいった。「商売繁盛で笹もってこい」って、誰もが知っているフレーズだと思っていた。
ちなみに、十日戎の三大神社は今宮戎神社(大阪)、西宮神社(兵庫)、京都ゑびす神社(京都)らしい。見事に全部関西だった(ちなみにわたしは大学生時代に今宮戎神社の福娘オーディションに参加して、2年連続で落ちた。狭き門だった)。
十日戎は、毎年1月9日から11日にかけての3日間、えびす様がお祀りされている神社で行われる行事。9日は宵戎、10日は本戎、11日は残り福と呼ばれている(宵戎も本戎も一発で変換できなくて「まじかよ」ってなった)。
十日戎の初日、宵戎の今日。大阪に大寒波が到来している中向かったえべっさんがお祀りされている神社。寒すぎるのにも関わらず、そして、平日にも関わらず、境内にはたくさんの人、人、人。屋台もたくさん出ていて、甘酒のふるまいもあって、可愛い福娘さんが熊手や福笹を手に持っていて、大層賑わっていた。わたしも、えべっさんに手を合わせて、福娘さんに神楽鈴を頭の上で鳴らしてもらった。今年はわたしも商売繁盛したいので、えべっさん、ひとつ頼んます。
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十日戎にわざわざ足を運んで、福をもらえたような気がするので、今年はあらゆることが良い方向に向かえばいいなと思う。商売繁盛しますように!
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