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お正月

12月の30日はおせちを作る日に決めていて、毎年この日はおせち作り。

例年来てくださる方々と作業を開始する。
こういう婦人会的行事をやりたくて、6年前から始めた。その時は、こんなに長く続くと思ってなかったし、変わらぬメンバーが来てくれるとも思ってなかった。

そもそも始めたのは
おせちって買うと高いよな…と思ったのが始めだった。
オットの実家で購入されたそれは、見目に麗しく、とてもおいしかったのだけど、家族の人数が多い我が家にとっては「こんなに高いのに、これだけ…なのか…」と思わずにいられなかった。
もちろん、クオリティを考えたら安いぐらいだと思うのだけど、「でもうちには量もいるんだよ…」というのが本音。別に我が家がですわけではないけれど、正直なところ、目が飛び出る。

そして、
おせちという、いろんな言われがあったり(単に語呂合わせなのかもだけど)作りながら伝統や風習を伝える、そして、元旦に歳神様をお迎えし、1年の祈願をする料理っていうのがおせちなんだったら、それはやっておきたいよね。という、ちょっとした信仰心(なのかな?)みたいなのもあった。

そんなわけで始めたのだけど、毎年楽しい。

みなさんが「私はニンジンを飾り切りしてただけなのに、全部出来上がってる!」なんて口を揃えていうのだけど、チームの連携が良すぎて、気がつくと7品出来上がっている。
毎年ちょっとずつメンバーが違うのに、それでも思うけど、なんていいチームなんだ!!

みんながニコニコしておしゃべりしてて、でも、手を動かしていて、おせちがどんどん出来上がっていって。部屋がぽかぽか暖かくて、なんていい感じなの!
こんな風にいい気が溢れてる中で作られたごはんはみんなに幸せを持ってくるなぁと思わずにはいられないなぁと毎年、毎年思います。

買えばなんでもある時代に、時間もお金もかけて、料理を作るというのはなかなかにエネルギーがいることだなぁと思っています。
年末の慌ただしい時期、しかも、子供が家にいたりして、ほんと、バタバタ、わちゃわちゃとして忙しない、落ち着かない時期に、年末年始のためとはいえ、家を空けるっていうのはなかなかハードルも高い。

だからこそ、みんなで笑って、福を持ち帰るようなこの時間が渡したとても愛おしい。

ごはんってこんな豊かな気持ちにしていくんだなということを実感していきたい。

2024年も私のエネルギーを込めて、幸と福を持ち帰れるようなそんなごはんを作っていきます。

ハッチをどうぞよろしくお願いします。


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