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田植えから、稲刈り、脱穀までのお米の話。
今年の4月に、ご近所さんのところで田植え体験をさせてもらいました。
と言っても、田植えの前の「種付け」の作業を手伝いまして、そこから1ヶ月芽が出るのを待つのですが、田植えのタイミングも天候に合わせてなので、田植えは参加出来ず・・
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その代わりに、北小学校では毎年、田植えの授業が組まれているとのことで、そちらに参加出来ました!
学年によって体験出来る内容が変わり、低学年は土づくりや泥遊びのようなを最初の段階をやり、5年生?の授業で田植えから〜の体験が授業になっているとのことでした。
6月の初旬。
小学校のすぐ隣にある田んぼで、皆横一列に並び手で田植えをしていくという作業。裸足で皆一生懸命、頑張っていました!
田んぼの半分を手植えして、残り半分は機械で植えるのを見せて教えてくれるという授業内容。
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それから、約半年。
10月の初旬、稲刈りが行われました。
がしかし、私がまた参加できず。。
その一週間後の脱穀という作業から参加しました。
稲刈りをした後、外に日干しして水分を飛ばしてから脱穀作業を行うようです。
天気が良い一週間だったようで良かったです。
農家さんのように、もっと大量の時は乾燥機で乾かすようです。
米用の乾燥機があるみたいです。
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稲刈りの段階で、お米の水分量は25〜26%くらい。
そこから、乾燥させて15%くらいにして脱穀作業になるようです。
そして、脱穀作業は昔々、昭和以前の脱穀の仕方の体験でした。
これは、毎年授業で行なっているようですが、もちろん私は初めての体験です。
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今回は、センバコキという原点?の道具での作業、少し進化して、足踏み脱穀機でも体験。
中々の量なので小学生20名くらい?と大人で、2〜3時間はかかりました。
脱穀した後は、トウミというこれまた見たことない機械での振り分け作業。
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脱穀後の作業。
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これは、もう説明が難しいのでwikipedea載せます。笑https://ja.wikipedia.org/wiki/唐箕
これを発明した人、本当に考えたなぁという感想。
上から脱穀したお米を入れて、手前にある黒い手回し部分を回すと、中で扇風機のように回転作動し、風を送りながら米を重さによって分別するという機械。
わかります?
すごいんですよ。笑
とにかく考えたな、という。
稲刈り、日干し、脱穀、選別、もう手作業でやってらんねぇよ!!という思いから発明されたんだろうな・・と。
良いお米=重い1番米 → 手前に流れてくる
少し軽いお米=2番米 → 奥に流れてくる。
殻、ゴミ(軽い)は風で飛ばす。→ 田んぼに向けて飛ばす。
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昔々、どれほどの昔か、、全て手作業でお米を作っていた時代。に思いを馳せて。
有り余るほどの時間があり、自給自足でしかない日常。
田植えをし、水を与え、日照りや天候に左右される中、雨乞いもしたことでしょう。そして、秋になり実がなり、稲穂が垂れた頃、また人々皆で稲刈りをし、稲刈りや脱穀作業の中でも体を使って稲を刈る人と、刈った後に手作業でコメを仕分ける人、米と殻を分ける人など、男女の仕事の仕分けもあったんだろうな、とも思いました。
「最後の一粒まで残さず食べなさい!」と言いますが、それよりももっともっと前段階で、お米一粒無駄に捨てられないじゃないか、という気持ちになりました。
米不足とか言ってますが、どれほど日本の主食で、あって当然のお米。
無くなるはずがないと思っているお米。スーパーには必ずあるお米。
しかし、お米に限ることではないけれど本当に地道な作業の積み重ねで店頭に並んでいることを、ありがたく感謝して頂かないといけないと体験して身に染みて思います。
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」ですね、まさに。
謙虚にありがたく、お米を頂かないといけないです、と。
前日に急遽、吉見町の古民家繋がりの人たちに声をかけてみて、興味のある方いましたら是非!と募集をしたところ、5名の方が手伝いに来てくれました。
皆、自然農園や自家栽培をしている方々。
脱穀の量も多く力仕事もあり、大人の手伝いがあったら助かると言われていたので参加してもらえてよかったです。
大人も子供も一緒になって、初体験の経験ができたと思います。
よかったよかった。
大人、汗だくでした。ありがとうございました!!
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脱穀後は先生である農家さんが、また少し乾燥させてから「もみずり」をし、それが「玄米」になり、精米すると「白米」になります。
という、ご飯になるまでの流れ。
お米も野菜も、1年通して作り続けるハウス農法や色んな手段は時代の進化と共にあると思いますが、基本的には四季に伴いその時期に出来るものが作物だということを、この便利な時代に生きている人間は忘れてしまうどころか、知らないと言っても過言ではないし、人間とは勝手な生き物で。。
私もそうで、この2拠点生活を始めて、野菜を育てること、植える時期収穫の時期は決まっていること、その繰り返しで1年の作物が出来ること、その時期にあった栄養素のものが出来る自然の力。
当たり前にあるものを、当たり前に思わず、感謝して頂きたいと思います。
実るほど頭を垂れる稲穂かな、ですね。
学び。
吉見町地域おこし協力隊
あやめ