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絶望的な話下手がエッセイに挑戦してみたい話 #3 書き手の立場

#2では問題点のみを洗い出してみましたが、今回は問題点を出す前に現時点で私が意識して(気をつけて)執筆していることについてお話します。
#1でもお話した通り私は日本語のセンスが壊滅的で語彙力もありませんが、これでも一応営業したり資料制作を行ったりしていた過去もあります。
読み手が読みやすい文章を目指して不器用なりに意識はしていますが、果たしてここからどこまでレベルを上げていくことができるのでしょうか。

気をつけていること#1 「一文を長くしすぎない」

営業されてる方でメールのやり取りが多い方や、資料を作られてる方ならこのあたりはわりと常識なのかな?と思います。(作家さんやライターさんなら言わずもがな)
私も一文に読点(、)はひとつまでと教わっていますので可能な限りこれは守るよう意識しています。守れてないことも多いですが…
喋っていてもやはり読点が多い文章は疲れます。一文の情報量の多さはインプットに対する意欲を低下させてしまうのでここが一番気をつけている点です。

気をつけている点#2 「文のフォーマットを統一する」

気にする人気にしない人いますが、気になる人にとっては致命的な文章の書き方として文のフォーマットが統一されてない事があると思います。

 私が外食するときに1番好きなのが焼肉です。焼肉といえば一番はタン塩から始まってそこからカルビやホルモンを焼いて食べるのが堪らないですね。
焼肉のお供といえばやはりビールが1番だと思います。

素人が勝手に考えた拙い文章ですが、この中で「いちばん」という単語が三回ほど登場しています。
携帯の予測変換に頼っている私はよくこういう文章を打ってしまい後から見返して自分で発狂してしまうのですが、「1番」から「一番」に変わってまた「1番」になっています。 
 些細なことではありますが気にする人は気にしてしまうと思います。 私もこの手の文章を読むと読む気を無くしてしまうので、気をつけているポイントのひとつです。
(といっても気付かずやらかしてること多いですが)


気をつけている点#3「ら抜き言葉等多用しすぎない」

ら抜き言葉や、変な略し方になる言葉にもなるべく意識しています。意識し始めたのが最近なのでまだまだ出来ていませんが…
なってしまう → なっちゃう、等が代表例かなと思います。 とは言え、硬くなりすぎるのも印象としてはあまり良くないと言われていることもあり使いどころが難しいなとも思っています。

気をつけている点#4「漢字を多用しすぎない」

これ、私が資料作成をしていた時に癖としてかなり指摘を受けてしまっていたポイントです。
例がビジネスになってしまいますが、
「よろしくお願いいたします。」
「宜しくお願い致します。」
だとかなり心象が違うようです。
曰く、漢字が多いと読む側にとっては頭のリソースを余計に割くこととなり疲れやすい文章になってしまっているとの事です。
余談ですが、「いたします」も硬すぎるので余計だとよく言われていました。 これは付き合いが長い企業同士のビジネスの場では「よろしくお願いします」くらいで良いのだそう。 

ここまでは私が気をつけている点を挙げていきました。最もこれらを意識しだしたのはわりと最近の話なので完璧にこなせているかと言われてしまえばまだまだです。

そして、自覚してはいるもののどう直していいかわからない問題点もあります。 前回から引き続き、問題点を洗い出してみましょう。

問題点#5「文末に個性がない」

あまり設計や構成と関係のない内容ではありますが、現時点で軽く下書きしている文章を見返してみたらあまりにも個性のない文章だったので問題点として挙げておきます。
#1の記事なんかも見ていただけるとお分かりいただけると思うのですが、私の文は文末に個性がありません。
#1の記事の文末を見返してみると「〜です」「〜ます」で終わっている文がやたらと多いです。

ワードセンスや語彙力にも依存する要素かとは思いますが、明らかに個性がありません。
ライターさんの文章や新聞を読んでいると「〜だろう」とか「〜である」等、文末でも語りかけをうまく使いこなして魅力的な文章にされているのですよね。
書き手が読者に伝えたいときに、このような文末の書き方をするととても魅力的に感じます。
ですが私がそれを文章にしようとすると語りかけているというより偉そうに見えてしまいます。
意識はしつつも、なんか偉そうな文章だなと思ってしまいいつもですますで締めてしまうのですよね。
おそらくこれは文中のワードセンスや語彙力、文中における漢字の使い方などで心象が決まるものなのかと私は考えています。 しかし今の私はその理屈をいまいち理解出来ていない節があるので、先はまだまだ長そうです。

問題点#6「リズム感が無くて読みづらい」

#5との共通点とも言えますが、私の書く文章って繋ぎのリズム感が無いとよく言われます。
一文がですますで終わるせいで次の文へのコネクションを絶ってしまっているのですよね。
「です」や「ます」で終わる文章だとなんとなくそこで結論が出て完結してしまっているような印象があるのかなと考えています。
あと、文法をうまく使いこなせていないこともひとつの要因なのかもしれません。 テンポが悪い文章だとやはり読み手の立場になって考えた時に読む気を無くしてしまうのではないかなと考えています。

こうも言っているそばから「ます」を三回も使っているという。 私の表現の仕方がいかに乏しいかお分かりいただけるでしょうか。

問題点#7「ユーモアがないし、両極端」

これはここ二年くらいで自覚した書き手たる私そのものの問題といいますか。

生い立ちなどを考えれば仕方の無いこととは言え、私は人間としては非常につまらないという自身の特性そのものが文章にも如実に現れています。

自虐的な意味ではありませんが実際私はバカ真面目で猪突猛進な生き方をしていたこともありユーモアというものを理解出来ていない節があるのです。
真面目な解説をするエッセイにユーモアは不要かなとも一瞬思いましたが、ただ硬いだけの文章なんてただの説教にしかなりません。

自覚してからはわりと様々なコンテンツに触れてみたりと努力はしていますが中々コツが掴めませんね…。
読者にとって読みたい本とは何かを考えた時に、ただ説明を読み続けるだけの本がはたして面白く理解しやすいでしょうか?
人間というものは集中力の持続が困難と言われている生き物ですから、どこかしらフッと落ち着けたりコーヒーブレイク的な要素が無ければただ疲れるだけの読み物になってしまうわけです。
これは文章として起こす時だけでなく、人と会話していても重要な要素となるので私は面白くない人間だと思われてしまうわけですね。

意識してはいるものの私は未だに両極端である面がまだまだ強いです。
普段は硬めが故に、何か面白いことを言おうとして滑ったり行き過ぎたりしてしまいます。
下らない親父ギャグをかましすぎたせいで彼女からは本気で嫌がられてしまったこともあるくらいです。
何もかも頑張りすぎてしまうこの性格を直すことは、エッセイなどを書く上でも自分の人生を歩んでいくことにおいても最重要でなおすべき課題です。
何事も、力を入れすぎず手を抜きすぎず適切にこなすことが何より自分を大事に生きていくために必要なことだと最近学びました。

さて、ここまで問題点を挙げてきましたが問題点ばかり提起していても仕方がないですね。
次回の記事では今までに挙げた問題点をより深くピックアップして、自身をどのように成長させていくかという視点で書いていこうと思います。




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