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AIに音楽が対抗するには

こんにちは。
AYAMEというロックバンドのディレクター、
クマタケです。

昨今「AI絵師」が話題ですが、
音楽というジャンルを既にAIが侵食してきているようです。侵食というと悪い意味に聞こえますが…


↑の記事以外にも、いくつかAI系の情報を漁ってみたんですが、現状でも

・特定の歌声をトレース、好きな曲を歌わせる
・0から数クリックだけで作曲
・数行の文章だけで作詞
・歌詞を入れるだけで作曲

などなど、AIのみで曲を簡単に作成できる時代に既になっています。

なんなら、SpotifyやYouTubeにはAIによって作られた曲がどんどんリリースされている。

作曲のコストが著しく減少、
作業スピードも異常に早く、
クオリティも人間が作ったものと遜色ない。

こうなると、人間は何で勝てるのでしょうか?


1.属人性


人間がAIに勝てる大きな要素として、
誰が作ったか(=属人性)による
付加価値は外せないでしょう。

前述したように、特定の歌手の歌声は簡単にトレースできてしまいます。

しかし、例えばマイケルジャクソンが歌う曲が今新しく出たからといって大きな評価を得ているわけではありません。(既にそういう動画はUPされている)

故人の新曲が作れるか?
というnoteを以前あげましたが、
答えは限りなくイエスに近い。

ただ、コンビニ弁当よりも手作り弁当の方が美味しく感じるように、生身の人間が作った曲か否かはやはり感じ方に差が生まれるようです。

となれば、アーティストがやるべきは
個人の個性を発信すること。


こんな人が作った曲なんだ!
この曲はこんな背景があるんだ!
そう世間に思ってもらわなければ、
逆にいうとAIが作った曲と差が生まれにくくなってきます。

何も事前情報なく、
素人がAI作曲かどうかを聞き分けることは、
現状ですら難しい域に来ています。


2.フィジカル

要は肉体を持っているという強み。
ロボットが今後お安く手に入るようになればその限りではありませんが、現状人間の方が高性能で安価です()

ライブハウスの匂い、温度、生演奏の迫力。
人がぶつかり合うことで感じる痛み、一体感、高揚感。

これは(今のところ)AIには再現できない。

Spotifyが仮にAI音楽で埋もれたとしたら、
ライブハウスでの体験というものの価値は、
相対的に上がっていくはず。


最後に

進化が止まらないAI技術。
これからどうなるか、僕個人としては恐怖というよりは好奇心の方が強いです。

皆さんはどうでしょうか。



このnoteは明日で50本目を迎えます。
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