カマキリ飼ってた話すると引かれるのなんでなん!?
みんなカブトムシやクワガタやスズムシは飼うじゃないですか。
なぜカマキリだけそんな反応をされるのか、不思議で不思議で仕方ない。
もしかしてみんな都会っ子?
私はど田舎で育ちました。
「無名人インタビュー」でも語ってますが、小学校の学年は5人だけでした。
自然豊かな町で、のびのび虫取りなんかして育ってきたのです。
虫がめちゃくちゃ得意なわけではありませんでしたが、普通サイズのトンボなら抵抗なく触ることができました(オニヤンマは無理)。
小学生だったある日、ホームセンターの駐車場で、母がカマキリを見つけました。
私が「飼いたい」とか「捕まえたい」とか言ったのか覚えていませんが、母はすぐホームセンターに駆け込み虫カゴを買ってきてくれました。
そこにカマキリを誘い入れたその日から、カマキリは我が家のペットになりました。
特に名前はつけず、「カマキリ」と呼んでいました。
さて、飼うにはエサが必要ですよね?
カマキリのエサってなんだと思います?
生きた虫です。
Amazonで生き餌も買えない時代。
トンボしかまともに触れる虫がいなかった私は、家の周りのトンボを狩りまくりました。
大好きなカマキリのために。
子ども特有の残酷さでしょうか。
エサを食べる姿を見るのが大好きでした。
「おぉ〜っ、食ってる食ってる」って。
犬とか猫とかと変わらない感覚だと思います。
カマキリも大事なペットなので。
その名の通り鎌を持ってて、強くてかっこいいんですよね。
(フォロワー減りそうですね……)
カマキリは、私の献身的なエサ収集によりわりと長生きしました。
次の年もカマキリをどっかで見つけて飼いました。
ところが、残念ながらすぐにお亡くなりになってしまいました。
なぜかというと、私が前の年にトンボを狩り尽くしてしまい、エサのトンボが激減したからです。
カマキリにエサをあげられない日が続きました。
私、実家周辺の生態系を壊してしまいました。
家の裏の沢にヤゴが棲めるくらい、豊かな環境だったのに。
子どものころの話とはいえ、反省しています。
ところでやっぱり、カマキリ飼うってキモいですか?グロいですか?引きます?あーやっぱり?
でも少なくとも、私の住む田舎では普通のことだったのです。
都会育ちや、田舎でもそんな奴おらんかったぞ……という方、世の中にはこんな奴もいるということを心の片隅に置いてくれると喜びます。
ちなみに今でもカマキリの動画をYouTubeで観るのが大好きです。
あえてリンクは貼りませんが、「おーちゃんねる」というチャンネル、狂っててすごくいいので、画面の中の虫が平気な方はぜひご覧になってみてください。