やっぱり「財務省の犬」確定の米山隆一
初動対応や大阪万博など問題の多い馳知事ではありますが、今回ばかりは筋のある発言ではないかと見ます。
従来は大きな震災の後には補正予算が組まれますが、今回組まれてはおらず、復興に使われるとは限らない「予備費」という曖昧な項目を増額しています。
馳知事も政府が補正予算を組むことを見込んでいたのでしょうが、組まれる様子もない上に、財務省がこの対応を取ってくることには流石に怒りを覚えたのではないでしょうか。
私としては、「無駄な財政支出」という財務省の態度が傲慢極まりなく怒り心頭であります。
「無駄な財政支出」と称して被災者を見捨てる「コスパでしか物事を考えない」根性が「人でなし」としか言いようがない。
この財務省の対応に米山隆一が先行する
こちらが先だけど、復興予算について「無駄な財政支出は避けたい」という立場を明確にしている先述の財務省の態度と一致する。
財務省も米山隆一もコスパ至上主義で行政を考えているからこのような発想になるのは当然のこと。政府は営利企業ではなく、営利企業と同様に収益を追う必要性などない。何を勘違いしているのか。
そして「政府にはコスパの悪い地域の被災者を救うための無駄なお金はありません。自助自己責任でお願いします」という姿勢なのは明確ではないでしょうか。
「自助・自己責任」で一刀両断にして片付けるのなら、では何のために政府があるのか。
彼は被災者にも国民の生活にも関心がない。
関心があるのは政府の財務諸表を黒字化して悦に入ることだけ。
政府の財政は家計や企業経営とは全く異にするものであり、むしろ民間部門とは対になる。政府部門を黒字化させると民間部門は赤字化する。すなわち国民や企業の資産が吸い取られていくということになる。当然民間の方が平等に貧しくなっていくだけ。
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