ストリップの好きなところを、ひたすら挙げてみた。
この気持ちを残すべく、ここに文章を書き残しておきます。
「あるある言いたい!ストリップのいいところ!!」
急に思いついたので、箇条書きなのは許してちょんまげ。
ピンチは、チャンス。
いつか、このつたない文章と、有り余る謎の熱量から、劇場へ足を運ぶきっかけとなる一滴になりますように。
あるある言いたーい。ストリップ劇場のいいところ、つたえたーい。
ストリップ劇場は踊り子さんを変えて、基本的に10日間、1日4回公演です。
価格に差がありますが、入場料金を払えば1日を過ごすことができます。
劇場によっては、外出回数や時間に制限があるところもありますが。自分のペースで観劇することができます。スタンプカードあるので、10回行くと1回無料とかもあります。
共通する禁止事項
・私語厳禁。
・演目中の応援は、鳴り物禁止以外は手拍子、拍手のみ。
(踊り子さんにOKされたタンバリン、リボン投げ以外)
・劇場内での電子機器、携帯電話利用、取り出し禁止(ロビーではOK)
・盆や舞台に登ったり、荷物を置くの禁止。
・踊り子さんや、女性客、一言さんたちへの嫌がらせは辞めようね。
・もちろんながら、自慰禁止。
・SNSで劇場内や、ステージ写真、ポラ写真をアップしたり転売なんてしたら天罰下るから、絶対にやめよーね。
・・・を、守ったら、18歳以上なら誰でもウェルカムな空間です。
もちろんセクシーやセンシティブな空間では!ありますが、来ている常連さんたちはこの文化を愛しているので、どちらかというと紳士的で、イベント時などは雰囲気が学校の文化祭みたいです、いやマジで。
関東地方
埼玉県
蕨ミニ劇場
・全焼の火事という閉館になる恐れもあった段階から、2024年8月11日、奇跡の大復活
・ミニ劇場!と謡うように客席と舞台の近さが魅力
・トイレが綺麗!
・従業員さんの迷惑客への目が、とんでもなく行き届いているところ(女性客に優しい)
・従業員さんたちが面白すぎる。
・投光がまさかの場所。
・天井にある、真新しい3枚の鏡が立体感がある、舞台後ろも鏡があるので舞台の広さが頭の中でバグる。
・意外と周りに飲食店がある。
ミニ知識
・劇場出て一歩で、スナックがある。
東京都
浅草ロック座
・関東最大級の老舗ファッションヌードシアター
・アジア級最大の縦と、横と、ぐるんぐるん回る特大のミラーボールがある。
・ライティングも拘りが強く、全LED、移動盆は動き、時には回る。
・真ん中の盆も回り、時にはせり上がる。
・会場、座席数が多い、自由席なので見る回に応じて席があいていれば移動も可能。
・ショー形式で、浅草のみ構成作家と衣装係、バックダンサー(女性)がつく。
・大勢が舞う、群舞が楽しめる。
・公演ごとに1st.2nd.3rdまである場合も多く、演者も変わり同じ演目なのに、表現の仕方の違いに、2度3度と楽しめる。
・外出して一歩出れば、超観光地なので食うに困らず、見るに困らない。スト見て、大衆演劇や、落語や漫才をひとつ・・・なんてのも可能。
・現在、インバウント客がとても多く、開演前の注意も、日本語、英語、中国語と多彩。
・中にメイドバーもあるため、飲み物も買える(アルコールも有)
・プロカメラマンによるステージ写真、過去の写真集、遊び心あふれるブロマイドなどグッズも多彩。
ミニ知識
・劇場前にロック座のヒロインの一人、南まゆさんと顔ハメできるパネルができた。ちなみにご本人も超可愛い。
新宿ニューアート(ちょっとお休み中)
・新宿のど真ん中、ゴールデン街の入口にある劇場・
・小演劇のようなスタイリッシュで、ドラマティックな照明が魅力(大好き)
・舞台後ろの幕がすすすと開くと、全面鏡がある(とてもいい)
・外出は時間も回数も無制限なので、ご飯を食べるにも困らない
・少し前には「踊り子ガチャ」もあり、その大きさ(物理)とクオリティの高さはファンを唸らせた。
・浅草と新宿は、インバウント客がとても多い。
・SMフェスタも開かれ、様々なフェティッシュの人の需要と供給にも意欲的。
ミニ知識
・名物スタッフ、よっしーさんの不思議な存在感。
いたらいたではじめは戸惑うが、いなかったら少し寂しい。
シアター上野
・唯一、関東圏で行ったことない劇場
・客席が少なく、人気香盤のときには劇場ぱんぱんになるらしい。
・「シアター上野」の劇場内ネオンが可愛い、映える。
・来年には、ぜひ行きたい劇場・・・!
池袋ミカド劇場
・都会のど真ん中にある劇場、池袋行った人は「存在は知っている」という人が意外と多い。
・女性トイレはないが、外出すればハレザとか商業施設、綺麗なトイレは沢山ある。
・作りは少しレトロで、盆はなし。出べそと呼ばれる小さな場所で踊り子さんはポーズを取る。
・舞台左側に並べられた香盤が妙に味があっていい。
・舞台に広さもあるので、踊りを目いっぱい楽しめる。
ミニ知識
・過去の踊り子さんたちのステ写ファイルを見るのが、とても楽しい。
渋谷道頓堀劇場
・渋谷のど真ん中にある劇場、大好きな劇場の一つ。
・道頓堀!とうたっているが、なにか道頓堀が関係あるのと言われると、まるで関係ない。
・ライティングが、ギンギンギラギラ、と思ったら、シンプルでカッコいい照明までなんでもいける。
・盆が回って、光って、せり上がる(ここまでは道劇だけだと思われ)
・広さもあるので、ポールダンスもエアリアルも可能。
・回数、時間も自由な外出自由なので外食に出るもよし、観光でも良し、おススメは名曲喫茶ライオン。
・道劇所属の踊り子さんは、何かに造詣を持っている人が多い気がする。
ミニ知識
・メイドバーの、ようこお姉さんのご飯も食ってくれ!(ようこお姉さんは元踊り子さんです)
神奈川県
川崎ロック座
・駅から少し歩いた閑静なところにある劇場
・トレードマークは、リクガメのピエールさんといちろうさん(時々してるマウント可愛い)
・様々なMVの舞台にもなっている。
・客席が広く、舞台も広く、全体的に広いのでお祝い週、周年週、引退週のイベント毎に使わることも多い。
・スタッフさんたちがクールに見えて面白い、しれっとイベントごとにはみんなでイベTシャツ着てたりする。
・会場の広さから、ポール演目、エアリアル、タップダンスと何でも踊れる。
・ライティングは優しいイメージ、舞台背後からの照明で踊り子さんの後ろから映し出す影は至高。
・夜は少し怖いかもだから、明るいところを通って帰ろう・・・!
ミニ知識
・普段、劇場の外で守り神のようにいるピエールさんといちろうさん。酷暑には劇場内で静養し、寒い日にはストーブが与えられる、手厚い福利厚生。
・Xの投稿をするのは、名物猫(?)しっぽちゃん、語尾は「にゃ」
横浜ロック座
・楽屋に名物キャラのウーパールーパーさんがいる。
・京急日ノ出町駅改札から歩いて2分、走って30秒の超立地。
・でーーーっかいトリを飾る踊り子さんの垂れ幕がある。時折、イベント時には先着で垂れ幕をもらえるイベントもある。
・女性トイレの個室がある(洋式)
・春も夏も秋も、冷凍庫なみの極寒なのでアウター必須。
・ライティングはとてもレトロ、しかし慣れてくると癖になる。
・横浜名物ロック座の歌と、パチンコフィナーレは踊り子さんの人柄が見れて面白い。
・かぶり席(一番前)に座ると、すんごく・・・ほんとにすごく舞台と近いのでキョどる。
ミニ知識
・外出すれば、近くに美味しいとんかつ屋あり、町中華あり、チェーン店あり、飲み屋あり。食うに困らない、特に飲みは。
大和ミュージック
・1階に夕方から開店する焼き鳥屋があり、劇場内に「大和売店」という食べ物飲み物が楽しめる場所がある、観る、食う、飲むに特化した劇場
・悔やむなら、結構、神奈川の僻地。
・劇場の中では、場内が広く座席も多い
・舞台も広く、花道がとても長い。
・盆は回らないが広いので、どう踊りを見せるか踊り子さんの技量が見れる。
・ポール演目は座る場所によって大迫力、マジで4D。
・ライティングは優しめ、レトロ
・場内には、しっかり二台のプラズマクラ〇ター
・夏は暑く、冬は寒い。
・大和所属の踊り子さんはプロジェクターを持ち込み、立体的な演目を作るなど自己表現の幅が広い。
ミニ知識
・スタッフmihoさんの作るたこ焼きは大人気で大好き、期間限定味もあって食うしかない。
・最近、泣きの入場料改定で100円値上げした。(もっと値上げしていいのよ)
東海地方
静岡県
アタミ銀座劇場
・温泉地の中の、夜に咲くヌードショー。
・舞台はとてもとても狭い。
・真っ赤な舞台、お座敷席に椅子席がある。
・花火大会があるときには、時間をずらしたりして開演したりする、自由。
・乗る踊り子さんは1人、もしくは2人。
・推しが乗るファンにとっては、最高な環境。
・ポラタイムは、自分の携帯撮影かポラロイド機から選べる。
・劇場のママさんの力で、少しボロボロだった劇場の天井や壁は張り直され、ミラーボールが増えた。
・音はCDで踊り子さん自身で鳴らす、時々ラジカセが拗ねて、音を出さないときもある。
・投光さんがいないため、踊り子自身のスキルが強く試される場。
・普通に温泉目的で来た来客も多い。
ミニ知識
・劇場のママさんのファンも多い、ママさんに会いに劇場に行く心あり。
中部地方
福井県
芦原ミュージック劇場
・まだ見に行ったことがない劇場
・螺旋階段が舞台にあり、2階があるという変わった構造
・温泉地の中の劇場、冬はカニらしい。
・舞台を生かし、チームショーが行われたときは演劇ばりの大迫力だったらしい(中身はコメディ)
ミニ知識
・看板猫のカイ支配人が受付にいるときがある。
中部地方
岐阜県
まさご座
・近日、はじめて行こうとしている劇場!
・タイミングによるだろうが、ロビー飲食禁止、劇場内飲食可みたい
・前席はベンチ式の座席、後ろの席はお座敷風
・ステージは広く、ミラーボールきらきら、昭和レトロ感強いイメージ。
ミニ知識
・11月末で推しの黒井ひとみさんがここで休業に入ります。魂燃やす踊り子さんです。機会があったら見てみてね(涙)
関西地方
京都府
DX(デラックス)東寺
・天井がとにかく高い!と評判
・「金銀銅杯」と、いうイベントもあって選りすぐりの踊り子さんたちが集まる。
・京都駅から、めちゃ近い!
・場内が暑くて、寒かったことから、募金をつのりエアコン完備!
大阪府
東洋ショー劇場(ちょっとお休み中)
・関西最大級のストリップ劇場
・天満という立地から、飲み、食べに苦労しない。1階には業務スーパーもある
・劇場内にもバーがあるので、飲み物を調達できる。
・場内はとにかく広い、舞台も広い!
・ライティングは投光さん拘りのLEDと、通称「レーザービーム」と呼ばれる特殊効果もあり、舞台上に特製幕も現れ、演出効果増し増し、派手。
・スタッフさん提案で「踊り子ガチャ」が爆誕。演目ごとの衣装が見れるとあり台座の可愛さも相まって、大人気グッズとなる。
・ステージ写真、写真集もある、グッズの宝庫。
・東洋所属の踊り子さんは大阪らしく、バラエティ豊かな方が多い気がする。
・客席は毎回、入れ替え式。
・ポラタイムはスタッフさんが踊り子さんについていて独特のスタイルがある(踊り子さん守るため)
ミニ知識
・東洋名物「踊り子ガチャ」の種類は、毎回増え続けている・・・自引きとは・・・(震え)
晃生ショー劇場
・関西の老舗ストリップ劇場
・晃生所属の踊り子さんには、踊り子経歴最年長の「星愛美」さんがいる。
・まだ行ったことないので、詳しくは語れない。
・コーセー所属の夢乃うさぎ氏や、浜崎るりさんたちはじめ、楽しめるようにカッコ面白く踊っている方が多いイメージ。
四国地方
愛媛県
ニュー道後ミュージック
・昼はうどん屋、夜はストリップ劇場という不思議な劇場。
・すぐ近くには道後温泉、観光地ど真ん中の路地裏にある。
・夏には「怪談ストリップ」という、心身ともに寒くなるセクシーな演目が集まる定期イベントあり。
・背もたれもあり、とても見やすいと評判の劇場。
・演劇的パフォーマンスも多く、どこか芸術的なイメージが強い。
九州地方
福岡県
A級小倉劇場
・すごく行きたい劇場の一つ(まだ未開拓)
・美味しい食べ物も多く、お客さんも優しいらしい
・所属劇場の垣根がない、貴重な「ミックス館」のひとつ
・九州唯一の劇場で、時折しか来れない踊り子さんも多いので、色んな演目を持ってくる方も多い。
・通称は「AQK」
・この劇場に行ったお客さんから「大好きな劇場だ」としか聞いたことない、羨ましい。
・劇場特製ラバストが、とてもかわいい。
次は、誰とは確定しないけど「踊り子さん」のいいなってところを箇条書きで書くー!
(個人的主観です)
踊り子さんの、良いところ
・減りゆく劇場と、比例して少しずつ増えつつゆく踊り子さん。生き残るために自分の強みや良さを生かしているところ。
・お芸事としてお姐さん文化、継承など中身は硬派なところ。
・経歴関係なく、みんな一生懸命なところ。
・ストリップを、深く愛しているところ。
踊り子さんの、凄いところ
・年齢、体形、髪型、顔の作り、すべて違うけど、自らをきちんとプロデュースし自らを研磨し、継続させているところ
・基本的に10日間、もしくは20日間、1日4回のショーを踊るため、体力維持や美容、体調管理をしているところ。
・それに加えてSNS、ツイキャスなどで自己発信もしているところ。
踊り子さんの、ここ見て!のところ
・序盤の踊り!日本舞踊、コンテンポラリー、ジャズダンスにタップダンス、ヒップホップにアイドルダンス、なんでもありの自由な場。逆に演劇的なものもあって、踊り子さんによって、テーマボーダレス!扱うテーマも、定番のアイドルものから、実は皮肉めいたブラックな演目、ホラーな演目なんでもあり!
・衣装!すぐ衣装変えしたり脱いだりするけど、踊り子さん拘りの衣装や小道具は必見、もちろんランジェリーや盆に乗るときに着るベット着も!
・表情!正直、表情はすごく見ています、表現したい気持ちや、乗せたい思いが、顔からあふれ出ているので(伝われ・・・)
ポーズを取っているときの目を瞑った姿も好きです。
・汗!少しフェチズムですが、私は目いっぱい踊った後にベット着で出てくる踊り子さんの汗がとても好きです、キラキラしてとても綺麗です、それだけ沢山踊ったという証だから。
だから、背中から舞台を見ることも多いです。
踊り子さんに影響されたところ
・リアルに美意識、女性で良かったなと思えた、マイノリティへの偏見が消えた、きちんと自分磨こうと思った。
髪の毛、ネイル、メイク、肌の維持、ランジェリー、ランジェリーは特にサルートへの憧れが埋め込まれました、素敵だよね、サルート。
・生き方、自分らしく生きようって思えた。
2024年11月20日。
私はこの日、色んなことを感じて、過ごした。
きっとお客さんも、劇場の方も、踊り子さんたちもみんなそうだと思う。
でも、忘れないでほしい。
一気に文章も書きすぎて息切れ気味だけど、私が強く伝えたかったのは、マイナスな気持ちじゃなくて、ストリップってこんなに凄いんだぞっていうリスペクト。
それを今回のことで足遠くなっちゃうかもしれない人に、やっぱストリップってそうなんだ・・・って思った人たちに「そうじゃないよ!!!」って。
今は行きにくいかもしれないけど、一度・・・特に何かに迷い、落ち込んでいる人、年代、性別関係なく、一度・・・訪れてほしいなと思います。
確かにジャンルでいうなら、風俗です。
でも劇場内で見るものは、もっと価値あるキラキラしたものです。
貴方の人生を、もしかしたら変えるかもしれない。
劇場も、踊り子さんも永遠にいないかもしれません。
だから、後悔しないうちに。そこにあるうちに。
また、劇場で逢いましょう。
元気で、逢いましょう!