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わたくしと北多摩

教科書の副読本みたいなタイトルですが。

弊社は『たまきたPAPER』という地域情報誌を発行していて、私はその企画編集、取材執筆、撮影、DTPとだいたい何から何までディレクション・作業もしています。

『たまきたPAPER』とは「北多摩のフリーペーパー」という意味でして(北多摩について詳しくはこちらをご覧ください)、北多摩地域の情報誌。私が住んでいる場所で、関心があってこの地域の取材をはじめたのはもちろんなのですが、その前から何かと縁がありました。

0611北多摩の図

私が新卒で就職したのは、新聞折込の求人広告の会社です。エリアを分けて発行していて、ざっくり言うと立川の第一営業所=南多摩、第二営業所=北多摩と西多摩が担当。

私は第二営業所で、まさしく北多摩版(営業4課)に配属になり、田無市と保谷市の一部(現在の西東京市)を担当。営業マンとして広告を売り歩いていたのです。

当時のミッションは「どんな小さな事業所でも一つひとつ訪ねて営業する」だったので、西東京市はかなり細かく現場を歩きました。

その会社は2年で辞めましたが、仲良くなった現場のお客さんがたくさんいて、いい思い出です。

その後、別の会社に転職してIT系を主にやったあと、出産で退職。フリーライターとしてデザイン事務所や編集プロダクションの仕事をしているとき、ある編プロに週に何回か手伝いに行くことになりました。

そこが、また西東京市。ザ・北多摩エリアです。

上京して最初に住んでいたのは八王子ですし、そのあと国立市→立川市ととにかく北多摩エリアに土着しています。

気がつけば、北多摩に住んでもうすぐ30年(え!)。書いていて今気がつきました。熊本にいるときよりも、ずっと長くここにいるのですね。出身は熊本県なんですが、二次的な生粋の北多摩っ子なのです(?)。

たまきたPAPER』もそうですし、インスタグラムマガジン『キタマガ』を春までやらせていただいていて思うのですが、この地域は他地域とのリンクが重要です。内側で何かを回していくのではなく、近隣市、都心だけではない、日本全国とのつながりを持つことが大事だと思うのです。「東京都心×地方」とは、また違ったつながり方を、いろいろ考えています。

私自身、実家は九州ですしそことのつながりもつくっていきたい。冬号のときには、ちょっと実験的にそういうつながりづくりをやってみたいと思っています。

北多摩×全国、一緒に何かできる人たちができるといいなというのが、今一つの夢です。

原田あやめ


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