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不得意な分野でなぜ働くのか

数学の偏差値が40台、理系全般が苦手な文系私立大卒のkaoyaです。

何を間違えたのか、理系職の代表格とも言えるシステム開発周辺の仕事についてしまいはや15年です。今でも5桁を超える数字を見ると目が霞むほど数字・数式が苦手です。開発現場で仕事をする時もその「苦手」に直面することは多くて、他の人よりも格段に成果を上げられずにつらい思いを何度もしました。自分に適性がない業種だと日々思い悩み実は一度目の転職の時に180度違う仕事に就いたことがあります。

でも気が付いたら情シス部門に異動してシステム開発周辺の仕事を再開していました。辛くて辛くて向いていないと思いながらどうして自分はまたこの仕事に戻ってきてしまったのかを振り返ります。

コミュニケーション力を生かす仕事は世の中に他にもたくさんある。サービス業はまさにそうでしたし、人事や営業職などももちろんそうだと思います。

仕事の難しさはどの業種にもありますが、自分にとって不必要なストレスを感じずに成果につなげられる仕事はきっとあったのだろうと思います。

なぜ自分はずっとシステム開発の世界に戻ってきたがるのか。

「ご縁」があるから、、かなというのが実は正直な感想ではあります。なんか気が付いたらシステムというモノづくりの現場にいるのです。例えば現職の情シス部門で配属されているチームは既存のパッケージソフトの導入やその運用、ユーザーからの問い合わせ対応という仕事が主な業務です。それらをメイン業務にしているチームに配属されているにも関わらず今も気が付けばシステム開発のチームに入っていて要件定義やら画面などの基本設計の話やらをしています。。コーディングできないのに…。


「せっかく繋がったご縁は大切にしたい」


学生時代にバイトしていた京都のおばんざいレストランのおかあさんが常々言っていた言葉を思い出して、これからも感謝しながらお仕事に向き合っていこうと思っています。

また、もう一つの理由としては自分が苦手な分野で生き生きと働く人たちを見るのが好きだったのです。自分ができないことを淡々とやっているミステリアスな人達であるエンジニアさん達と話をしたり、モノづくりの哲学とかを語ってもらうが大好きだったというのもあります。

苦手が多い分野で仕事をするということは、自分の知識や想像が及ばないことや人たちと出会えるチャンスでもあるのです。

自分の苦手と向き合わないといけなくて辛いことも多い仕事だけども、逆に自分の手の中にあるモノの良さを実感できるから、明日も頑張ってぶつかっていってOKだよ、と15年前の自分に伝えて今回の記事を終えたいと思います。

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