[LDLバディ対談] 地方観光地でシッターサービス導入が進まない本当の理由は?(浅田恵子さん)
1.LDLとは?
2022年6月から、経営とまちづくり専門家、木下斉さん主宰のLDLに参加してます。全国津々浦々のメンバーが、自らの地域事業を推進するために学び合う場です。
今月の課題は、メンバー同士が木下さんのオススメnote記事をピックアップ、ディスカッションを通じて、より深く学ぼう!というもの。
お相手は、静岡県伊豆市で、『滝尻わさび園』の経営、広報をされている、浅田恵子さんです。
彼女は、ご自身のわさび園事業の可能性の追求にとどまらず、地元の地域振興にも意欲的です。
今年の夏休みは、地元の子どもたちと「商い」を実践するプロジェクトを実施された模様。
ぜひこちらの記事もチェックください。
2.地方旅館が、新需要を取り込めていない、本当のブロッカーはなにか?
そんな浅田さんがピックアップした記事はこちら。
伊豆の旅館エリア、「天城湯ヶ島温泉場」でも、この記事に書かれている課題に直面していると話す浅田さん。
ご自身は現在小1、小4のママであり、たまには子どもと離れて夫婦2人になる時間、自分1人になる時間も大切、というのは身をもって経験しているそうです。
私もまさに0歳、2歳の子育て中なので、首がちぎれそうに同意ですw
浅田さんは、この記事を読んで、旅館経営者のお知り合いに声掛けしたところ、ベビーシッターサービス導入の金銭的、人的リソース的な課題が先ずあがってきたとのこと。都会のパワーカップルは、消費意欲が旺盛で、旅先で子どもの日々のお世話から解放される環境は貴重だからビジネスチャンスがある!と言われても、実感を伴ってそれが信じられない、そもそも、シッター制度は地方で浸透してないし、まだまだ親が子どもをみるのが当たり前という風潮が根強いからでしょう。
果たして真のブロッカーは何なのか、どうすれば解決するのか、伊豆に住む浅田さんと、都内に住む私ならではの議論ができました。
対談から学んだこと:
・地元のビジネスオーナーと、率先して会話をはじめることの重要性(木下さんの記事を読んで、頷いてオシマイ、ではなく)
・自分の経験や価値観にないことを、商品を供給するハードルは高い。
→本当のブロッカーは、金銭的、人的リソース的な課題よりも、旅館経営者のマインドセットでは。
→小中規模の旅館なら、お客さんの期待値としても、昭和の日本のような、親戚に少し預ける感覚で子どもを見てもらえるだけで付加価値があり、テストマーケティングの糸口自体はいくらでもありそう
3.対談を振り返って
浅田さんとは、年が近い2人の男子を育てるママとして、
日々の慌ただしいルーティーンはこなしつつ、それとは別に、なにか自分なりのチャレンジをしたい!という共通点があり、話が尽きませんでした。
実は先日、彼女のわさび農園にご案内いただきましたが、素晴らしいおもてなしをいただきました。
LDLの女性陣、a.k.a.ブルドーザー女子は、自身の事業をやりつつ、地域の町おこしやコミュニティが好きで、日々果敢に挑戦しています。今後の活躍に、ご期待ください!