不妊治療中に乳がん検診してますか?〜女性ホルモン薬と乳がん発覚の経緯〜
不妊治療のリスク、30代でも乳がん検診は絶対するべき
菅元総理大臣のおかげで、不妊治療が保険適用になりました。
そのおかげで今や年間70万人しか生まれない赤ちゃんのうち、1万人が体外受精児だそうです!ガースー本当にありがとう!
しかしこれだけ不妊治療がメジャーになりながらも、長期間女性ホルモンに晒されることが乳がんのリスクを上げていることにはほとんど注目されていないと思います。
出産すると生理が止まります。その間は女性ホルモンがストップするのですが、昔と比べると当たり前になった30代の出産、30代まで出産しないということは女性ホルモンに長期間晒されているわけで、そこにさらに不妊治療のために女性ホルモン薬を摂取していくのですから、不妊治療中は乳がんや子宮がんの定期検診くらい最低限必要だったと今では後悔しきりです。
乳がん検診は40歳以上に推奨されているため、30代で自費で定期検診している人は結構稀なのでは?と思います。
不妊クリニックは乳がんの事を知らないし、乳腺外科は不妊治療のことを知らない
私は第2子の妊活が長引いてしまい、人生で初めて体外受精にチャレンジしようとして通院のホルモン注射を打ち始めた時に、突然痛みを伴って膿んでゴツゴツした出来物が乳頭に現れました。触ると自分でもわかるくらい大きなしこりになっていました。
タイミング的にも内容的にも直感で「乳がんじゃないか」と思い、大変不安になって次の日の注射の際に不妊クリニックのドクターに相談したところ
「バイキンでも入ったんじゃない?今周期の治療が終わったら病院行けば」
と言われました。
結局自分で近所の乳腺外科にかかったわけですが、hmg注射を打ったら急に膿んで痛み出した、と説明しても、「hmg注射って何?」となるわけです。
hmg注射とは大雑把に言うと女性ホルモンで、乳がんを育てるエサになります。
この時、自分の身は自分でしか守れないと思いました。
検診で早期発見できていれば第2子の妊活は継続できた
この後別の記事に書きますが、誤診によって乳がんではないとされました。
1ヶ月も無駄にしたくない、早く第2子を授かりたいと思っていた私は不妊治療を継続して更に乳がんを育ててしまいました。結果として、今後第2子の妊娠は絶望的になってしまいました。
ですが、もし検診でもっと早期に発見できていれば、手術後にすぐ妊活を再開することもできたのです。早期発見するには、検診に行くしかないのです。症状に気付いてからでは遅いのです。
もう私の人生は取り返しがつきません。
ですが、今不妊治療中の人に同じ轍を踏んでほしくないなと思います。
不妊治療中は、必ず乳がん・子宮がん検診に行こう!