出来てますか? 自他尊重の伝え方!
例えば、超慎重に物事を進める人と生産性の意識が強い人とがペアを組んで新たな仕事にチャレンジする場合、それぞれ得意な領域でコラボできるまでは、ともすればギスギスした関係になることも多いのではないでしょうか。
迫る納期の中で、さまざまな突発業務が入ってくると緊張感の中でお互いの力が相乗効果を生まないことも出てきます。
そこで、必要となるのが自分も相手も傷つけることなく大切にする「自他尊重」の伝え方です。
自他尊重の伝え方のポイント
・ 事実・要求・理由に分けて伝える。
・ 相手のことを理解して受け止める。
・ 伝えてくれたことに対して感謝する。
・ 否定語ではなく、肯定語で伝える。
・ Yesで受け止める、andでつなげる
・ I メッセージで私の気持ちを表現。
・ Howで今後どうするか決める
ここでも言えることは、まず傾聴し、「事実」を伝え、1メッセージで、その事実をどう思うかを尋ねる。まず伝えてくれたことに感謝します。
それから、こちらの「要求」を伝えます。改善でもいいし、別の提案でもいい。それを提案する理由を伝えて、この提案についてどう思うか、どうすれば実現できるとおもうかを尋ねていきます。
このようなコミュニケーション手法を支える上では、人間関係における自分軸(課題の分離など)や、場合によっては、「働くとは、はたの人を楽にすること」、「共に生きる」など自身の哲学なども支えになります。
常に意識できるようにしたいものです。