カウンセラーにとってのキャリア教育って何だろう?
「『キャリアコンサルタント新能力要件』を読み解く」では、キャリア教育は、「全学校教育活動を通して、ひとり一人の社会的・職業的自立に向け、必要な基礎となる能力や態度を育てることを通してキャリア発達を促す」という理念に立った教育改革であり、昨今のアクティブラーニングの基礎の一つとして位置づけることができる。
また、「キャリア教育」は「キャリアについて」教育することではなく、「キャリアにそなえること」である。
と、キャリア教育の理念と定義について書かれていました。
具体的には、
・教師や保護者が児童、生徒の発達を支援することの意味を理解できるような間接的指導と援助、
・さらに各学校に適した進路指導体制の環境整備に必要な知識と能力の提供、
・学校現場と他の機関との間のパイプ役等、
それぞれの学校の特徴を生かした多様な支援者的役割を果たすのが人間関係づくりの専門家としてのキャリアコンサルタントの要件ではないかと。
正直、キャリア教育のイメージが湧きにくい面がある一方で、学生との面談においては、「学生」と一括りにせず、固有名詞のある人間として対応し、良い対話にはどれだけ自分をオープンにできるかが大事であること。
それができると学生の反応が全く違うということ。こうした対話力は、相談者に自己理解を深めてもらうためにカウンセラーに欠かせないスキルなのだということ。これには素直に納得できました。
私は、『求めに応じた支援』に徹するスタンスを念頭に、自分の中での「キャリア教育」を少しでもイメージできるようにしていきたいと感じました。
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