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どういった仕事に自分は興味関心があるか?のツールVPI検査だけでは判断しないで!

VPI職業興味検査は、160の具体的な職業に対する興味・関心の強さを測定するためのフォーマル・アセスメント(標準化された検査)です。キャリア心理学で有名なホランド博士が開発した「職業興味検査」を、雇用問題研究会が日本版に翻訳したものです。

ホランド博士が定義した「6つのホランド・タイプ」は、現代キャリア構築論のあらゆるシーンで利用されています。

この6つの職業興味領域(R:現実的、I:研究的、A:芸術的、S:社会的、E:企業的、C:慣習的)に対して興味・関心の測定を行い、5つの心理的な傾向(自己統制、男性―女性、地位志向、希有反応、黙従反応傾向)の尺度も測定します。

ホランド理論のアプローチ(仮説)
① 同じ職業に就いている人々は、類似したパーソナリティ特性とパーソナリティ形成史を示す者が多い。
② 人間の行動は、個人のパーソナリティとその人の住んでいる環境との相互作用の産物である。

 職業への適性を測るために行われるフォーマル・アセスメントの一つです。VPI職業興味検査は就職ガイダンスや就職セミナーでよく行われます。

ただ、「VPI職業興味検査」は、その名の通りあくまで「興味検査」でしかありません。残念ながら興味関心の検査だけでは、いくら興味があってもその仕事にマッチするとは限らないからです。
「I:研究的な仕事」の適性が高いので「企業の研究職に就きたい!」と思っても、経験や素養がなければ就職や転職はできません。

つまり、「VPI職業興味検査」は仕事への適性項目の中で「スキル」の面が抜けているのです。
VPI職業興味検査の結果を吟味しながら、自らのキャリア設計の方向性を探る時間を持つことが重要です。

キャリア設計に悩む人と一緒に方向性を見つけるという支援をキャリアコンサルタントは行っています。

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