カウンセラーの「自己一致」って、結構難しい!?
カウンセラー自身が感じているところに正直な態度で、矛盾のない存在として、面談できていることが「自己一致」。
カウンセラーも一人の人間ですので、当然ですが、自分自身の価値観や志向性を独自にもっています。クライアントに対面していると、カウンセラー自身にもさまざまな体験や感情が生まれてきます。
それを隠して自分自身とは一致しない言動をしてしまうとクライアントに「冷たいな」という印象を与えてしまいかねずに、「この人、頼れないかも」と認識されてしまいます。
それでは一体何が必要なのか?
相手の価値観に寄り添うためには、自分に他者の価値観をできるだけ多く取り入れるか、もしくは一切持たずクリアな状態にすることが必要です。
そのためには、たくさんの経験が必要です。自分では考えないような考え方や価値観に出会うことにも努めてみる。自分の中に無い価値観を知ってみたり、取り入れてみたりすること自体、とても面白いことです。
時には「これって受け入れられない」という抵抗感が出てきます。それもそれで受け入れてみて、なぜ抵抗するのかを考えてみる。「ありのままの自分」に戻ってみる。
根本的には「自分に正直に生きること」大事だとおもいます。
人は誰でも。自分に正直に、ありのままの自分を受け入れたいけどできなくて苦しいから、できる人、分かる人に助けてほしいということだとおもいます。