意外と楽しかった!ボスキャリ参戦を振り返って。
あっという間にボスキャリが終わり、すっかり平常の生活に戻っているところです。ボスキャリの感想は一言で言うと「意外と楽しかった」です。もちろん、とても疲れたのですが、色々な企業説明を聞けたり、人事の方と話せたりして刺激が多かったです。
ボスキャリ当日のことに関する記事はすでに沢山あるし、私もそれを読んでから参加したのですが、それでも実際に参加してみると知らなかったことが沢山ありました。なので今回は、私が「これは知らなかった!」と思ったことを中心に書いていきます。
31日の朝着、3日の午後発がベスト
私の飛行機日程は、ボストンに31日の朝7:30am着、3日の5:30pm発でした。飛行機のスケジュールについては色々な情報があって悩んだのですが、私的にこの日程がベストでした。
最初、当日の朝着の飛行機にしていたのですが、バタバタになりたくないと思い31日着に変更。そのあとに、31日の12時から自由参加のインターンの予定が入り、時間を有効に使うことができました。
私の友達の場合は、選考中の企業に前々から「31日にインターンがあるから空けておいてね」と言われていたそうです。このように、インターンの参加の強制度は企業によって異なります。
これらを踏まえ、結論としてやはり31日の朝には着いておいたほうが安心です。
また帰りの飛行機に関しては、私は3日に何も面接の予定が入らなかったので、ボストンの観光を少し楽しんでから空港に向かいました。私の友達は3日目にも面接があったのですが、それも全て午前中に終わったので、基本的に3日の午後発で大丈夫だと思います。
前日、ボストン入りした瞬間から街に人事だらけ。
朝空港に着き、インターンまで会場近くのスタバで時間を潰していたのですが、そこにたどり着くまでに3、4人の日本人の社員を見て、スタバにも何人かがコーヒーや朝ごはんを買いにきました。これの怖いところが、「ボストンにきている人はみんな人事」ということです。どこの企業の人事かはわからないけれど、必ずどこかの企業の人事です。
意外と寒くなかった
「ボスキャリの時期のボストンはめっちゃ寒いよ!」と友達から聞いていたので、手袋やマフラーなど沢山防寒着を持っていったのですが、実際は全然使いませんでした。2019年11月のボストンはそこまで寒くなかったです。さすがに夜はコートがないと寒いのですが、昼間はスーツだけで歩けるほどでした。でも天候は毎年変わるので、天気予報は必ずチェックしましょう。
ホテルは徒歩圏内じゃなくても大丈夫
ボスキャリは体力を消耗するので、なるべく会場近くのホテルを取ることは大切です。荷物を忘れた時や、少しの休憩で戻りたいときなど、徒歩圏内にあると融通が効きます。私の友達は、徒歩圏内のSeaport Hotelに泊まり、一時帰宅などをしていました。
しかし、アメリカにはUberやLyftがあるので、徒歩圏内に無理にこだわる必要もないと感じました。実際に、私は車で10分ほど離れたところに泊まりましたが、何の支障もありませんでした。
レジュメは何枚用意した?どうやって作るの?
まずレジュメのことについて説明したいのですが、日系企業と当日に面接をする場合、共通レジュメとは別に日本の履歴書を提出する必要があります。私は、過去の参加者の情報を参考に、共通レジュメと日本の履歴書をホチキスで止めたものを20部用意しました。
《作り方について》
日本の履歴書をネット上でダウンロードし、すでに面接が決まっている企業にはその企業オリジナルの志望動機を書き、残りはどこにでも出せるように自己PRを書いたものを2種類用意しました。日本で用意しておいた証明写真は、デジタルデータのものを挿入して印刷。形としては、日本の履歴書を片面ずつ分けて2枚にしたものを上に、共通レジュメをその下にして、左上ホチキスで束ねました。
「志望度が高い企業は手書きの方がいいかな?」とも思ったのですが、ホチキスで留めると不格好になってしまうのでやめました。もし手書きを考えている方は、共通レジュメと渡せるようにクリアファイルがあるといいと思います。
しかし実際に、私の友達は某外資コンサルにタイピングの履歴書で内々定をもらっていたので、基本的にタイピングで問題ないかと思います。
↑左から1枚目、2枚目(履歴書も2枚に分け、共通レジュメとともにホチキス留め)
枚数について
レジュメを20枚用意したのですが、実際は半分も出しませんでした。その理由として、興味のある企業はすでにオンラインでアプライしていたので、出したい企業がなかったからです。「沢山持っていくべき」という情報に流されてなんとなく多めに用意したのですが、自分が本当に必要か考えるべきだったと思いました。なので、私と同じ状況の人は10枚もあれば十分なのではと思います。
ボスキャリで外資系企業に興味を持っても、英語のレジュメを作っていなかったので、ウォークインができなかったことです。もし英語のレジュメもあったらもっと充実していたかなと思うので、時間がある人は簡単にでも少し作っておくといいかもしれません。
ヒールに慣れてない人はスニーカーで歩いちゃおう。
ボスキャリに行く前からヒールで靴擦れする予感はしていたのですが、実際に前日のインターンの時点で出血をする靴擦れをしてしまいました。これの面倒なポイントは、ストッキングを履いているからバンドエイドがすぐに付けられないということです。もちろん、ヒールがない楽な靴を持ってくるのがベストだったのですが、留学中でヒールの靴以外は手に入りませんでした。
そこで翌日は、面接のとき以外は白のスニーカーで歩くことにしました。人事の人とかに見られたら大丈夫かな?と少し心配していたのですが、たくさん就活生がいる中で、誰も自分の足なんて見てないです。意外とスーツとスニーカーの違和感がなくて、企業説明会もスニーカーで参加しましたが、全然大丈夫でした。
なので、靴擦れが心配な方には二足持ちがおすすめです。
8時に会場入りをしても長蛇の列
私は、1日目は8時に会場に着くように行きました。8時でもすでに沢山の人がおり、ボスキャリ開始までの間、会場内で並んで待たされました。早い人順に椅子に座れて、残りの人はみんな立って待機します。ボスキャリ開始時には「ボスキャリスタートです!」というような明るめのアナウンスが流れ、コンサートグッズの販売開始みたいな雰囲気でした(笑)開始した瞬間に、早歩きでみんな一斉に動き出して若干焦るのですが、私は何をすればいいのか分からず、企業ブースのエリアに行くのを少しためらい、企業のパンフレットが置かれたエリアで10分くらいウロウロしていました。ちなみに、そこには各企業の協賛品のボールペンやノート、付箋などがたくさん置いてあります。
10分後くらいに企業ブースに行くと、すでに企業説明会が始まっていたり、人気企業はウォークインで混んでいたりして、「せっかく開始前にきたのに出遅れた気分」を味わいました。なので、もし開始前に着くけど、すぐには面接の予定がないという方は躊躇わないで企業ブースに行き、説明会に参加したりウォークインを出したりしましょう。
各企業の説明会の時間を写メしよう
200社以上のブースがあるので、歩いているだけで疲れるし会場も広いです。なので、効率よく回るために、まずは入場時に配られる会場マップに「行きたい企業の場所の印」を付けておくといいです。また、企業説明会の時間日程が各ブースの前に貼ってあるので、行きたい企業のブースを回り、とりあえず全て写真を撮るかメモをして、そのあとスケジュールを組むのがおすすめです。
面接ブースの雰囲気はゆるい
会場は大きく分けて3つのブースに分かれており、真ん中が企業の出展ブース、両脇に白いテントのような面接ブースがあります。
各々の企業の面接ブースの前には椅子が置かれていて、そこで順番を待ちます。私は、面接ブースの前では携帯をいじれないという情報を見て、ノートに面接で言うことを書いておいたのですが、実際は誰もいなかったので、スマホを見ることは可能でした。周りを見渡しても、スマホチェックをしている人はちらほらいました。
前日の夜には既に売り切れてた
事前情報で、ボスキャリ会場内で昼ごはんを買うと高いし混んでいるから、前日に買っておくべき。というのを見て、前日の夜にセブンイレブンに行ったのですが、なんと既にサンドウィッチなど簡単に食べられる軽食は全て売り切れていました。なので前日に入手したい人は、もっと早めに買いに行くといいと思います。
2日目は、特に何も用意せずにボスキャリ内の売店で買ったのですが、7ドルほどのクロワッサンにハムを挟んだようなパンが1種類だけ売られていて、とてもおいしかったです。
一次面接とLINEで誘われたディナー
ボスキャリのディナーって、なんだか都市伝説みたいに色々な話がありますよね。私も、ボスキャリに行く前は自分がディナーに誘われるとは全く思っていませんでした。しかし、意外と2日間ともお誘いいただき、おいしいステーキとロブスターを無料で堪能することができました。
誘われ方としては、1日目は1次面接の最後の方に「今日、夜空いてる?」と言われ、6時に企業のブースの前に集合するように言われました。この日はレストランに行き、自分の好きなメニューを注文することができました。
2日目は、誘われたのが午後の4時ごろで、LINEのメッセージから連絡がきました。この企業は既に内定を頂いていたので、ほかの内定者の方と一緒にディナーに行きました。比較的大企業だったので、コースメニューが既に決まっており、その中から食べたいものを選ぶスタイルでした。この日は内定者だけだったので、前日よりもリラックスして楽しむことができました。
感想としては、両日ともとにかく料理がおいしかったです(笑)もちろん人事の方と食事をするのは緊張もするのですが、高級な料理を無料で食べられる機会なので、誘われたらぜひ楽しんできてください。
【参考程度】私のボスキャリの流れ
前日
7:30 ボストン空港到着
7:30-8:30 無料バスでインターンの会場近くへ移動
8:30-12:00 軽食・スタバで時間潰し
12:00-15:00 インターン参加
15:00-17:00 休憩
17:00-19:00 近くのレストランで夕飯、翌日の昼食を買いにセブンイレブンへ(→遅すぎた…)
1日目
8:00 ボスキャリ会場に到着(既に長蛇の列)
↑8時到着でも既にこんなに並んでいた。
8:00-9:00 開始時間まで会場内で列になって待機
9:00-10:00 説明会やウォークイン
10:00-10:30 ①一次面接(→ディナーに誘われる。)
10:30-12:40 軽食・説明会やウォークイン
12:40-13:50 ②最終面接
13:50-14:30 説明会やウォークイン
14:30-15:00 ③二次面接
15:00-18:00 説明会やウォークイン
18:00-20:00 ディナー
2日目
10:00-11:00 博報堂のスロットセミナーに参加(博報堂の説明会は一日一回ずつでした。)
11:00-12:00 ①内定者面談
12:00-13:00 軽食
13:00-14:00 パーソルのスロットセミナーに参加
14:00-15:00 説明会やウォークイン
15:00-15:30 ②最終面接
15:30-17:30 休憩(→内定者ディナーのお誘いの連絡をいただく。)
17:30-20:00 ディナー
3日目
12:00-15:00 街中でランチとショッピング
15:00-15:30 空港へ移動
15:30-17:00 待ち時間
17:00 ボストン出発
最後に…
いかがでしょうか。今回は、私がボスキャリで気がついたことを中心に書いてみました。ボスキャリは、色々な業界の話を聞ける貴重な機会なので、ぜひ楽しんできてください。結果的に、ボスキャリで内定を一つもらうことができました。帰国後のインターンに誘われた企業も一つあります。まだ日本に帰国後も就活は続行予定です。