それでも、だからこそ私は人が好き。
SEX and the LIVE!!のキックオフイベントが直前に迫り、準備をしていた頃、
今度27日に行われるヒューマンライブラリーで講演もさせていただけることになったと、担当の男の子から連絡がありました。
ヒューマンライブラリーというのは人を本に見立てて貸出し、話をするという活動です。
明治大学のヒューマンライブラリーは1対1なのでヒューマンライブラリーをやるなら1人一人の聞きたいことや話したいことに合わせようと思うけれど、
講演は何を話せばいいんだろう??と悩んでしまっていました。
SEX and the LIVE!!のキックオフイベントは、見切り発車でキックオフイベントがおもったよりも大掛かりになったので、
とにかくコンテンツを詰めなければ!と動画を1ヶ月で10本撮り、noteをまとめ、細かなチェックや修正をして、ないものを急いで作って体制を整えながら追われて動く、ということになり、自分が責任者だからということで、生活含め、他のことは出来る限り削りながら、とにかく追われ続けていっぱいいっぱいでした。
またどうしてもファシリテーションや進行やバランスに頭を注いでしまい、自分がどうしたいのかという素の声に耳を傾けられていませんでした。
パワポのスライドを作るための文章を考えていても何かしっくり来ない、行き詰まっていたところでした。
明治大学のヒューマンライブラリーの担当の子は、私のことを指名してくれた子でした。
1年前のヒューマンライブラリーで片付けを手伝っていた私を見ていてくれました。
自分としては学生が運営している中、大人がでしゃばって良くなかったと反省したところだったのですが、自分がついやってしまうことをそうやって見て評価してくれていた人がいたことに救われた気持ちになりました。
だから彼に聞いたらもしかしたらなにかわかるのではないか?
と思い、何が聞きたい?と聞いてみました。
「卜沢さんが人を好きなのはなんでなのか聞きたいです。」
その返事の文字を見た瞬間私は涙が止まらなくなりました。
それが私の原点だと思い出したからです。
1年前のヒューマンライブラリーのあらすじを読み返しました。
自分と人に向き合い続けてきて見えてきたことについてお話ししたいです。
それでも、だからこそ、私は人が大好きです。
そうだった。そうだったんだ。
私は人間の汚いところもたくさん見てきたと思います。
動けば動くほどどうしようもない絶望しそうな現実も目の当たりにします。
それでも、私は人間が好きで、人を好きでいることをやめたくないから今動いているのだと気付いて、泣きながらあらすじを書きました。
追われていて外側のことばかり話していました。
ジェンダー・社会概念・マイノリティ、いきづらさ・ロールモデル・自己肯定感。
そればかりで大枠で捉えすぎていた。
でも本当に自分が大事と思っていたのは人間が好きであきらめたくないと思う、そんな個人的な気持ちだったんだなと改めて気付けました。
今の自分は自分や一人一人に真剣に向き合えているだろうか?
忙しさに追われて、自分の気持ちを見失っていたのではないかな。
今一度自分や人と真剣に一人一人と向き合いたいと思えました。
彼にはとても感謝しています。
ヒューマンライブラリーからもSEX and the LIVE!!のイベントの当日スタッフに来てくれました。
今月11/27に明治大学のヒューマンライブラリーがあります。
まさに1対1で一人ひとりと真剣に向きあう機会が目の前にあります。
カテゴリーや概念ばかりに捉えられているとき、一人の人と対話することでふっと力が抜けて見えてくることがきっとあるはず。
講演は13:30から30分
それでも、だからこそ私は人が好き。-性被害と希望-
というタイトルでお話させていただこうと思いました。
ぜひお越し下さい。
詳細はこちらになります。
明治大学ヒューマンライブラリー2016 - meijihumanlibrary
『第8回明治大学ヒューマンライブラリー』
日にち:2016/11/27
時間:11:00〜17:00
場所:明治大学中野キャンパス
入場料:無料
学生さんがとてもしっかりイベントを作り上げています。
むしろ自分のイベントより大掛かりですごくしっかり準備しているくらい。
本の方も魅力的な方ばかり。今年は本の数も30冊以上になるとか。
私自身とても楽しみです。
なんとなく嫌煙してしまうようなカテゴリーの人でも、話してみたらイメージが変わることってたくさんあるはず。
30分ほど話をしてみませんか?
明治大学のヒューマンライブラリー、ぜひお越し下さい。
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