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【片側顔面けいれん】入院日記番外編① 入院時の持ち物

入院準備で結構頭を悩ませたのが持ち物でした。noteでいろいろな人の入院準備の投稿を見て参考にしました。

どこの部位の手術か、また、どのぐらいの期間の入院か、によって必要になる持ち物も違いますし、病院ごとのルールも違うので一概には言えないところですが、他の人の経験を踏まえながら作った持ち物リストをカテゴリー別に書いていきます。実際に使ったかどうかなどのコメントも入れています。


前提条件

  • 片側顔面痙攣に伴う頭蓋内微小血管減圧術という手術を受けるための入院。手術箇所は後頭部耳の後ろあたり。

  • 基本的な入院期間は10日間で前後する可能性ありと言われていた(が、結局ちょうど10日間でした)

  • 自宅から病院までは電車を使って1時間弱、タクシーで40分ぐらいの距離。

  • 一人暮らし。病院まで来られる家族は一人あり。ただし仕事の関係で頻繁には来られない(ので必要なものをあとで持ってきてもらうなどはあまり頼れない)。

  • 何かあれば呼び出してくれて良いよ、と言ってくれている友人が何人かあり(とはいえ体調が辛いときほど呼び出すのは躊躇するもので)。


ベッド周りグッズ

S字フック

誰の入院準備リストを見ても必須、とあったもの。私は海外旅行用にMUJIのS字フックを2つ持っていたのでそれを持っていきました。ベッドの柵を上げているときはそこにかけたり、床頭台(しょうとうだい)の横についていたタオル掛けにかけたりして使いました。

レジ袋

これはベッド周りだけに限らないのですが数持っておくと便利。

エコバッグ、ミニバッグ

ミニバッグはS字フックにかけてベッド周りで落としやすい小物を入れたり、ケーブル類が散乱しないようにちょっと差し込んで置いたりするのに使いました。エコバッグは少し大きめのナイロン素材のものをシャワーに行くのに使っていました(タオル、着替え、シャンプーなどを入れて持っていく)

ティッシュボックス

10日間だと使い切らなかったので、銀行でもらったちょっと薄めの箱のティッシュで十分でした。

ウェットティッシュ

除菌ティッシュがあると、ベッドテーブルの上を拭く時や、身体がしんどい時の食事前の手洗い替わりに便利でした。

温度湿度計付きデジタル時計(結構必要!)

温度湿度計は必須ではないですが、枕元にデジタル時計を置いていたのがことのほか便利でした。部屋にアナログ時計はあってベッドからも見えるのですが消灯後は良く見えません。夜中に目覚めた時に近くで見えるのは便利でした。
スマホがあれば良いのでは?と思うところですが、術後頭痛があるときはスマホの光刺激が辛くて画面を眺めていられませんでした。また、スマホは取り落とすこともあり、音をたてるとか誰かに拾ってもらうとかになるリスクもあります。シンプルなデジタル時計があると便利。
私はこれ ↓ を家で使っていたので持っていきました。

洗顔用品のカテゴリかもしれませんが、手鏡が手近にあると便利。ベッドから降りずにちょっと確認したいとかあるし。


PC・スマホ関連

PC・スマホ本体

電源タップ

USB端子もついているタイプのテーブルタップを持っていきました。スマホの充電はそこから。

充電器・充電ケーブル類

LANケーブル

個室は有線LANも使えますってことだったので持って行ったのですが…PCの端子にLANケーブルを繋ぐための有線LANアダプタを持っていくのを忘れて意味なしでした(無線LAN環境が整備されていたので問題はなかったです)。

有線イヤホン・ワイヤレスイヤホン

個室だったので有線イヤホンは不要でした。複数患者さんの部屋に入る場合はテレビ・動画視聴などに有線イヤホン必須ですね。

結束マジックバンド

100均で買っていきましたが、使わなかったです。

スマホホルダー

300円で売っていた簡易なものを持っていきましたが、使いませんでした。強力なクリップを挟む場所を見つけるのも難しく、スマホを挟んでもバランスを崩さない形にワイヤー入りコードを癖づけるのにもかなり力が必要で、使うのをあきらめてしまいました。そもそも光刺激がだめで動画を見続けるようなことをしなかったというのもあります。

リングチャージャー

これは私の特殊事情に近いもの。指輪型のアクティビティトラッカーを使っているので、これの充電ボックスも必要でした。


洗顔・化粧関連用品

化粧水・保湿乳液

重くなるから残りが少なくなってきたものとか、旅行用ボトルに入れ替えたものとかを持っていきました。が、体調が悪い間は使わなかったり、後述のシートを使うので済ませていたりして、思ったほど使いませんでした。
ボディにも使える保湿乳液を持って行っていましたが、病院の中では肌の乾燥を感じることもなくボディ使いはしませんでした。身体に塗る体勢をとるのがちょっとしんどかった、ということもあります。

メイク落としシート(大活躍)

入院中メイクはしないのでメイク落としとして使うのは初日だけなのですが、メイク落とし兼洗顔兼化粧水兼乳液機能!というシートを活用しました。術後は頭を大きく下げた体勢をとれないので、洗顔をシートでできるのがとても良かったです。退院後も同じ理由で家で使いました。

毛抜き

なんか、小さなところが気になってしまうことがあって。持っておくと安心でした。

耳栓

これも個室だと使うシーンはあまりないかも。私は使いませんでした。個室でも隣室の方の声(入院に伴うせん妄とかでずっと人を呼び続けるとか)が聞こえるとかはあるのですが、耳栓が必要なことまではありませんでした。

化粧品

不要という考え方もありです。使うのは退院の日だけです。

ヘアブラシ

ヘアゴム


衛生用品

身体拭きシート

ネットで30枚入りを購入したのですが、思ったよりも早くシャワーができるようになったので2-3枚しか使いませんでした。ドラッグストアで売っている10枚入りで良かったみたい。

蒸気でアイマスク

ベッドでリラックスするのにお勧め!という記事を読んで5枚入りを持っていきましたが、使いませんでした。頭の手術だったから顔周りにいろいろしたくないような気分もあった気もします。

歯磨き・歯ブラシ

シャンプー・リンス(リンスインシャンプーがお勧め)

リンスインシャンプーのトラベルサイズを持っていきました。時間短縮および体力上の理由からも、1ステップで終わるリンスインシャンプーにして正解でした。ちなみに、初日は術前なので試供品でもらった、香りのよいパウチのシャンプーとリンスを使いました。

ドライシャンプー

使うことがあるはず、と思って持っていきましたが、使いませんでした。ベッド上安静の間はドライであってもシャンプーできる状態ではないし、その後はあっという間にシャワーでシャンプーできるようになったので、結果不要でした。

ボディーソープ

マスク

ハンドジェル

持って行っていたのに、初日にしまった場所を忘れてしまって結局使わず。除菌ウエットティッシュで済ませていました。あと病室前とかにはもちろんアルコールジェルが備え付けられています。


食事関連

蓋つきマグカップ

病棟内で温かいお茶とかコーヒーとか淹れられるのなら、ありですね。私の場合はフロア内には水やお茶のペットボトルの販売機しかなかったので使いませんでした。売店まで行けるようになればコンビニのようなコーヒーを買えたのですが、ふらっと売店に行くほど元気で暇な日はありませんでした。

紙コップ or プラカップ

飲料のためと、うがいのため。複数持っていきましたが、うがい用の一つで足りてしまいました。

ふりかけ

これも入院の先輩たちは「必須」としてあげていることが多いものです。私は100均で買った2種類を持っていきました。が、あまり食事がとれない日が結構あったので、それほど使いませんでした。入院が長くなると変化が欲しくて必要になってきそうだとは思いました。

ペットボトルキャップ(最高!)

入院の持ち物として一番役立ったのはこれだったと断言できます。病室のフロアにはペットボトル飲料の販売機があるだけなので常に水やお茶をペットボトルで飲むのですが、蓋の開け閉めが片手でできて、蓋を落とす心配もなくて、身体を完全に起こせなくてもストローでこぼさず飲める。最高でした!入院直前に100均で買ってよかった!

箸・スプーン・フォーク・ストロー

食事にはカトラリーが付いてこないので持参でした。エコ的には洗って使う、なのですが、ベッドから降りて洗って、ベッドに戻って、が必ずしも楽に行えない可能性があるので使い捨て出来るものにしました。家に余っていた割りばしとか前にBBQで買ったフォークのあまりとかを活用しました。
ちなみにストローは入院の案内に持参するように書いてありましたが、実際には使いませんでした。

ペーパータオル

ロールで持って行っても良いとは思いますが、私は前に旅行中に買って残っていた、四角く折ってある紙ナフキンがあったのでそれを持っていきました。ベッドで食事をするときに太ももの上あたりに広げておいたり、使ったフォークを捨てる時にちょっと包んだり、と色々使いました。


衣類関連

パジャマ

病院内にコインランドリーはなく、洗濯サービスは中2日から休日を挟むと中4日ぐらいかかるので、何着持っていくかとても悩みました。最終的に3組持っていき、洗濯サービスは使いませんでした(使おうかと思ったときはタイミングが悪かったということもあり)。一日中着ているので毎日着替えたい人もいるとは思いますが、具合が悪かったら着替える気力もないですし、手術日は手術着に着替えてしまいますし、外にも出ないので2-3日ずつ着て済ませてしまいました。ご家族がマメに洗濯物を持って帰って洗ってくれたりしたら別なのでしょうが。あと、必要なら病院でレンタルもできます。

タオル(バスタオル、ハンドタオル)

嵩張るし、洗濯も考えると何組持っていくか悩んだあげく、レンタルで済ませることにしました。入院中に追加レンタルもできたので、入院時は1組だけお願いしておきました。

下着、靴下

これも持っていく数を悩みました。下着は普段使っているものではなくMUJIで購入したものを中心に持っていきました。ショーツはシンプルで縫い目が当たりにくいタイプ。ブラは着替えやすさを考えてフロント開きのものにしました。ですが、私の場合ブラは結局退院の日しか使いませんでした。
靴下も入院中は履きませんでした。冬の入院ですが部屋が寒いようなことはないので必要になりませんでした。

病棟履きとして、踵を覆う部分のある靴を用意するようにと言われていました。術後は頭を深く下げる体勢をとれなかったので、脱いだり履いたりするのにあまり手を使わないで済む靴を選びました。

はおりもの

コットンとウールの生地で薄手のパーカーがあったのでそれを持っていきました。病室を出る時に使わないことも多かったですが、男性もいる病棟内でパジャマ1枚で歩くのに抵抗があることもあるでしょうし、羽織るものが一枚あると安心です。

帰る日の服

基本的には入院日のアウターを使いますがインナーなどお忘れなく。


その他

筆記用具・印鑑

入院初日と退院前に結構書類のサインが求められます。印鑑は使いませんでしたが念のため三文判は持っておきました。

常用薬・お薬手帳

一つのポーチにまとめておいて、入院日に薬剤師さんに渡しました。

事前に病院でもらった案内や書類

どうしても紙類は多いですね。重量もなかなかです。入院中にさらに増えるのでクリアフォルダなど予備を持っておくのも良いかもしれません。

体調次第でしょうが私は回復して余裕がでてからの時間が短かったので2冊持っていきましたが1冊しか読めませんでした。

アクセサリーケース

指輪やピアスなど、CT検査の前に外さないといけないですし、手術前はもちろん外すのでなくさないように小さなケースを用意しておくと安心。

お礼の品(友人に)

これは 別に用意しておかなくても良いのですが、退院につきあってくれると友人が言っていたので渡せるものを持っておきました。結果、家までつきあってくれたので家に置いてあっても良かったのですが。
そして昔は病院へのお礼の品を渡すかどうかなんて話もありましたが、入院案内にもはっきりと病院としては受け取らないと書いてありました。


これだけの荷物を、私は

  • 30Lサイズのスーツケース(1-2泊旅行用ぐらいのサイズ)

  • 20Lサイズのバックパック

  • トートバッグ

に分けて詰めて持っていきました。ほとんどスーツケースとバックパックに入れたのでトートバッグは軽め。

とても長くなりましたが、これから入院する人に少しでも役に立てばと思います。

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