【片側顔面けいれん】クリニックや病院の選択-神経内科と脳神経外科②
片側顔面けいれんはどんなクリニックに行けばよいのか、何科で見てもらえるのか、という話です。私はクリニックは神経内科の先生がいるところに行きました。病院では「脳神経外科」に行くことになります。
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ボトックス治療の病院と手術の病院
クリニックのスタッフさんが紹介状の発行と同時に病院の診察予約もしてくれたので、予約日に脳神経外科の外来に行きました。手術を受けられる病院として紹介されたのですが、現在この病院では手術を実施していないということがわかりました(過去には手術もしていたそうです)。ボトックス治療は実績があり、これを続けていくのならこちらで診ますよ、とのことだったのですが、私は手術を希望しているのでさらに別の病院を紹介してもらうことになりました。
事前にこの病院についてネットで調べていた時に、術例があまり記載されていなかったので、正直そこで手術を受けることに不安がありました。結果、術例の多い病院に行くことになってホッとしました。
検査データ
なお、この時はMRI+MRA検査の結果もクリニックからの紹介状に入っていたのですが、データではなく画像を印刷したものだけでした(当然データでもクリニックから送信済みだと思っていたので…びっくり)。印刷物では先生も細かいところは確認できなかったので、後日改めてメディアを持っていくことになりました。
検査データがクリニックの物理メディアだけに保存されているのは、かなり不思議です。クリニックに「病院からデータが欲しいと言われました」と伝えたら、「物理」メディアを手渡してくれましたが、「要返却」との文字。うーむ。メディアコピーして渡してくれるか、紹介先にデータ送信してくれないのかな…と思いました。そもそも、私の検査データなのに私の手元には残らない。メディアコピーに費用がかかっても妥当な金額なら払うのですがね。
手術の病院の予約
なお、この病院で次の病院の紹介状をもらったのはまだ6月でした。予約を取ろうと(有給取っているし、何ならこのままその足で行ってしまおうというぐらいのつもりで病院のロビーから)電話したところ、初診の予約は一番早くて10月になります、と言われてびっくり。4か月後!まぁ、どんどん悪化するような病気ではないので待てるのと、それだけ各地から患者が訪ねてくる先生ということだなと理解して10月の予約を取りました。
脳神経外科の受付に戻って、紹介先の診察は4か月後まで待たなければならないということを先生に伝え、それまでの症状を抑えるためにこちらの病院でボトックス注射を1回打ってもらうことにしました。なお、この治療については(どこの病院においても)「ボトックスによる治療に対する同意書」という書類を病院に提出することが必要になります。この書類を持ち帰り、上記の検査データを持参するタイミングで注射をしてもらうことになりました。
正直この日は手術に向けての具体的な話をする覚悟をしながら病院に来ていたので、拍子抜けして気持ちの整理がつきにくかったのを覚えています。
次回以降、今お世話になっている病院での検査や処置について書いていきます。