【片側顔面けいれん】入院日記⑥ 入院4日目 「針残しておけば良かったですね」
1時間から1時間半おきに目が覚めることを繰り返しながら起床時間を迎えました。
相変わらず頭痛が解消されません。鎮痛剤(錠剤)をもらったものの、やはり効かず。朝食も食べられませんでした。
*この日はメモを取ることすらできない体調だったので前後関係など不確かなところがあります。
朝の回診で先生が来られた時も、ちょっとベッドを起こすぐらいしかできずで。結局、もう一度点滴に頼ることになりました。
そこでその日の担当看護師さんに言われたのがタイトルの言葉です。
「点滴の針、残しておけば良かったですね」
そうなんです。当初あまりに順調に回復したがゆえに、点滴を外すと同時に左前腕に刺してあった点滴用の針も抜いてしまっていたのです。点滴用の針って結構長くて太いので、入れるのが大変だし痛いんですよね。
「手術用の時のよりは細いですからね」と慰められながら入れてもらいました。「優秀な血管」ではないので、この時も1回では決まらず2回目に右腕に場所を移してやっと入りました。イタタ。
点滴が復活したので鎮痛剤も点滴に切り替えてもらいました。錠剤よりは効くのを実感できたのでホッとしました。とはいえ、すぐにすっきりとはならず、昼食と夕食は持ってきていただいたスタッフさんにお願いして、そのまま下げていただくような状態でした。
光刺激が辛いのもかなりあって、気を紛らすためにつけているテレビも音だけ聞いているような状態。外が暗くなってきても最低限の灯りだけにして、部屋を薄暗ーくしたままでいました。
点滴の鎮痛剤は2種類あって、使ってよい時間間隔をうまく調整しながら使ってもらっていましたが、ナースコールもしたり、看護師さんの顔をみるたびに次の鎮痛剤を使えるタイミングを聞いていたりした気がします。
この日は痛みのせいで軽い吐き気も感じていました。
夕方の回診の時だったか、先生が「ずっと食べられないってことはないですからね」と励ますように言ってくれました。それぐらいどんよりした顔をしていたのだと思います。
この日ばかりは弱気で、「こんな辛い思いをするのに手術する決断は正しかったのかな…」なんて思ってもしまいました。