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“AIを使わない働き方”はもう限界?DeNA&GMOが生むAIブームの裏で求められるスキルとは

こんにちは、彩子です。

わたしは元小学校教諭で、現在はDX・AIコンサルタントをしています。

完璧主義気質もあって以前は作業に膨大な時間をかけがちだったのですが、「AI」や「Lark」の活用を始めてから、驚くほど仕事がスムーズになりました。


そんなわたしが最近注目しているのが、大手企業が次々と打ち出している“AIシフト”の動きです。

特にDeNAの南場智子会長が示した「AIへのオールイン」宣言はとても印象的でしたが、それに続くかたちで、GMOインターネットグループ(以下、GMO)も全社員向けのAI講座を本格的に開始することを発表しました。

国内のIT企業がAI活用を加速させるのはなぜなのでしょうか? その背景やメリットを、今回の記事で整理していきたいと思います。




DeNA南場智子会長が引き金を引いた“AIオールイン”の流れ

まずはDeNA南場智子会長の話題から。

南場会長は「AIによる業務効率化を本気で進め、空いたリソースで新規事業に挑む」という大胆な方針を掲げています。

これを支えるのが、AIチャットや自動生成ツールなどの“生成AI”の進化です。

いまや書類作成、集計、議事録など、ホワイトカラー業務の多くをAIでカバーできる時代。

人間はその分、戦略立案やクリエイティブな部分に注力できるというのが大きな魅力です。


実はわたし自身も、この効率化の恩恵をひしひしと感じています。

たとえば、打ち合わせの議事録はほとんどAIが取ってくれるので、手入力する手間がなくなり、後処理にかかる時間が劇的に減りました。

過去のデータを検索するときもAIがササッと関連情報を引っ張ってきてくれるので、「どこにファイルを保存したっけ?」なんて探し回ることがほとんどありません。


DeNAが「AIオールイン」を宣言し、大手企業のトップ自らがそのメリットを実感・発信するようになったことで、他の企業も追随する動きが一段と増えたように思います。

その追随組の筆頭が、今回のGMOの全社員AI講座ではないでしょうか。


GMOが打ち出した全社員約6,000人向けAI講座の内容

GMOは、2023年から社員向けにAIセミナーを定期的に開いていたそうですが、さらに2025年3月からは「全社員約6,000人を対象とした実践的AI講座」を本格スタートさせると発表しました。

ここではアプリ開発ソフト「Dify(ディーファイ)」や、生成AIを使った画像作成など、業務に直結する多様な分野を学べる仕組みが用意されるといいます。


わたしの周りでも、「AIはエンジニアだけのツールじゃないんだ」という認識が広まってきました。

実際のところ、資料作成やマーケティングのアイデア出し、営業用のトークスクリプトの作成など、一般職が担当する業務こそAIの力で効率化しやすい領域が多いんですよね。

わたしのような元アナログ人間でもAIの機能をマスターしやすいよう、簡単なUIで設計されているものが増えています。


さらにGMOの試算では、2024年にはグループ全体で150万時間の業務時間圧縮と18億円ほどのコスト削減を狙えるとのこと。

これは数字だけ見てもすごいインパクト。

仕事と家庭の両立に悩むママワーカーや、リソースの少ないスタートアップにとっても参考になるデータです。


AI活用が急務となる日本企業の現状

一方で、NTTデータグループが全社員約20万人を対象に生成AIの研修を始めたり、サイバーエージェントが約6,200人をすでに受講完了させたりと、日本企業のAI導入はこの1~2年で一気に加速しています。

しかし、米ボストン・コンサルティング・グループの調べでは、「生成AIを日常業務で活用している管理職は31%、従業員は16%」にとどまるそうです。


わたしの実感としても、AI活用に積極的な企業はとても先進的に取り組んでいますが、そうでない企業は「扱い方がわからないから」と導入そのものを見送っている例が目立ちます。

特に情報漏えいリスクやコスト面を心配する声は多いです。

ただ、これからの時代、人手不足や競争激化を考えると、「導入しないリスク」も相当大きいと思います。


南場会長やGMOが示すように、“トップ自らがコミットし、全員がAIを使いこなす文化をつくる”ことが大事なのではないでしょうか。

ママであるわたしも痛感しているのですが、新しい技術ほど「まずは触ってみる」ことが成功のカギ。

紙の資料のほうが慣れていて安心かもしれませんが、そのやり方を捨てきれないと、結局いつまでもラクになりません。


AI活用で得られるメリット

ここで、わたしが日々実感しているAI活用のメリットを少し紹介します。

1. 時間の圧縮

議事録や書類作成の下準備をAIに任せると、単純作業の時間が半減します。
家事や育児と両立するママワーカーにはとても大きいメリットです。


2. 思考の補助

資料づくりのアイデア出しやコピーライティングにAIを使うと、自分だけでは思いつかなかった表現や切り口に出会えます。
発想の幅が広がるのも魅力です。


3. 学習機会の増加

定型業務に追われる時間が減ると、新たなスキル習得や情報収集に時間を回せます。
結果として「もっと勉強してみよう」という好循環が生まれます。


4. チーム連携の円滑化

LarkなどのクラウドツールとAIを組み合わせると、情報共有やタスク管理が一元化されて、チームワークがぐんと向上します。
これも導入してみると「なぜ早く使わなかったんだろう」と感じるはずです。


このように、AI活用は決してエンジニアやデジタル職だけの話ではありません。

南場会長のようにトップ層が積極的に推進し、GMOのように全社員を対象にした本格講座を用意することで、誰でも実務で使えるレベルのスキルが身につく時代が来ています。



今、企業が踏み出すべき一歩

DeNAやGMOのような大手企業だけでなく、中小企業やスタートアップ、在宅ワーカーにとっても、AI導入は待ったなしの課題だと思います。

特にわたしは、「まずはやってみる」→「そこで学んだことをシェアする」→「組織として仕組み化する」という流れが大事だと考えています。


実際、わたしもAIを学び始めた頃は「難しそう」という先入観で身構えていました。

でも、最初にChatGPTで手軽な文章生成を体験してみたり、Larkで自動翻訳や要点抽出を試してみたりすると「おお、意外と簡単かも!」と気持ちが変わるんですよね。

そこから少しずつAI活用の幅を広げれば、思っていたほど障壁は高くありません。


まとめ:AIを「全員の当たり前」にする

今回、GMOが全社員約6,000人を対象にAI講座を設けるというニュースは、DeNA南場智子会長の“AIオールイン”宣言に続く大きな流れとして捉えられます。

わたしはこれを、企業規模を問わず「AIを当たり前の道具として、全員で活かす」転換期が来ている証だと思っています。


もはやAIは特別な専門職のものではなく、すべてのビジネスパーソンが活用すべき基本スキルの一つ。

そこに企業トップの強いコミットメントが加わることで、新規事業の創出や大幅な業務効率化が実現するのです。


忙しいママでも、時間のないスタートアップ創業者でも、AIのサポートを受ければ「守りの仕事」を任せ、自分は「攻めの仕事」に集中できるようになります。

人手不足や競争が激化するこれからの時代だからこそ、AIと共に柔軟に学び、実践し続けることが大切だと感じています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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