6.3度目の婦人科へ

子宮頸がん検診の結果があまり良くなかったから再検診。で、その結果を一週間後聞きに来て、と言われたのが前回の話。

一週間はあっという間のようだけど、何かを待つには何だか長い。

取り合えず、
日曜日に市場に出かけ糸と麻を買ってきて月曜日にお風呂を焚いて火曜日にお風呂に入って水曜日は友達が来て木曜日に送って行って金曜日は糸巻きもしないで土曜日はおしゃべりばかり

そんな感じでテュリャテュリャしてたら一週間が経った。

(実際は子宮頸がんに関して書かれているブログを読み漁っていた。)

まずい細胞があるならば一日でも早く取り去ってもらいたいし、今の自分の身体がどうなっているのか早く知りたい。

私は一週間後、あさイチで自転車をぶっ飛ばし婦人科へ。

この日はドクターに魅惑(下半身の大事な部分)を見せることもなく、すぐに説明ルームに通される。

この婦人科のおじいちゃんドクターは、以前白髪と言ってしまったが、実は白髪をやや軽めの金色に染めている。人生色々である。
金色な人生も悪くない。

金色ドクターは私が座るや否や、パソコンを開きこう言った。

「手術だね。」(手術!?)

「子宮頸がんの、高度異形成のCIN3って言ってね、子宮の入り口を円錐に切り取る手術。30分くらい。その日に終わっちゃうから。」

金色ヘアーと同じくらい軽やかな感じでドクターは話してくれるものの、パソコン上で見せられる画像は決して軽やかではない。

「レーザーでね、円錐状に焼いて切り取るから。うちじゃあ出来ないから、大きい病院紹介するから。」

ドクターは紹介状を書きながら、大きい病院の権威ある先生を紹介するよ。って話してる。

私は「手術か・・初めてだな・・」と思いながら、小学生か中学生で習った円錐の体積を求める公式を思い出そうとしていた。

私は数ある形の中で、何となく円錐が好きだ。
円&錘っていう。
上から見たら円なのに横から見たら三角。形も何だかスッとしているし、三角柱とか四角錘とかより何か言葉もスマート。

そうか・・私の子宮を円錐に・・柔らかいものを円錐状に切り取るってなんかすごいな・・とか思っているうちにドクターは紹介状を仕上げ私にくれた。

「すぐに予約取れたよ。よかったね。この先生はすごい先生だから。いやぁよかったね。」とやけに先生推し。

(※改めてもう少し勉強して詳しく書こうと思うのですけど、私がなっていた子宮頚部高度異形成CIN3というのは、子宮頸がんの一歩手前の状態だそうです。この癌が進行すると、子宮を取らないとならなかったりするようで、それは本当に不安が大きなことです。女性の皆さん、検診に行こうね行ってね!私はこれから何度も言うよ!)

こうして、金色ドクターの診察はこの日で終わりとなった。あとは金色推しの大病院ドクターに任せるしかない。

診療後ふと、不安がよぎった。

あ・・お金あったっけ・・(一週間もあったのに用意していなかった!)でもこないだ200円だったから今日もそのくらいかもね。

財布には4000円と小銭・・おお結構ある。
一応足りなかったときは取りに戻ります自転車ぶっ飛ばして、と受付の女性に伝えておく。

で、この日の診察代4600円。

なんと奇跡的に小銭が800円もあったので、受付女性と「お~ギリいけた~」ってハイタッチ、はしてないけど、見事4600円を支払って帰る。

今日は魅惑も見てもらってないのに高かったな。紹介状が高いのかな。何にしてもお金がいっぱいかかるな・・手術っていくらかかるんだろう・・

と身体より懐を余計に心配しつつ、次回大きい病院に行く日までただ待つのである。

私、人生初めての手術である。ひえ~・・・

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