そう、ここはビビッドで複雑であいまいで美しい世界
主の仕事も書くことが多い仕事なのだけど、なんか暑いし、やる気も出ないし、特に伝えたいことなんかねーのだ、とグータラtwitterを眺めて笑ったりしていた。
書くことってなんか伝えたいことがないとダメなんじゃね?でも世の中、自分がいなくたって動くし美しいし、わざわざ自分が書くこともなくね?
いや、違う。今こそ思い出さねば、誰のために書くのか。書きたいのか。
私は若い人たちのためなら、なんか頑張れる。
なんでかわからないけど、なんか頑張れる。
そして弱ってる人のためにも、なんか頑張れる。
そんな若い人たち、弱っている人たちに伝えるとすると、
書くことは、そこに我ありというアピールなのだ。
どうせ一瞬の人生なんだから、アピールしたっていいよね。アピールしてそこで何かが生まれたり繋がったりすると面白いよね。人生面白い方がいいよね。
と、前向きに言ってみたけど、いつもいつも面白いことがあるわけじゃないさー。むしろ、「おもしろき こともなき世を おもしろく」、なんだもん。
by 高杉晋作さん。
ちなみに、高杉さんは病床でこの句を詠んで、野村望東尼さんて人が「すみなすものは心なりけり」と答えたのを聞いて「おもしろいのう」と言って息たえたらしい…。ほんまか。そんな綺麗な死に方あるんかいな。
でね、やっぱり面白くしていかないとつまらないのだよね。
最近、坂口恭平さんを追跡しているのだけど、こんなことをおっしゃっていた。
すごい句読点のなさだけど、内容はいたく同感。
もちろん、面白くする元気もないときはあるので、そういう時は諦めてふてねするんだけど、体力はあるはずなのに退屈してるんだ、と気付ければ、面白くすればいいのだ。それでいいのだ。西から登ったお日様が東へ沈むのだ。
世界中を旅したって自分と全く同じ人はいない。要素を切り取れば共通項があったり、似ていたりするだろうけど、総体として見た時には違うもの。
哲学の本を読んだからか、ヨガの調べ物をしていてホーリスティック(wholistic)なウェルビーイングについて考えたからか、はたまたティール組織にはまってティール組織は二元的には考えないということを学んだからか、なんだか今とても、その、総体としてオンリーワンな感じを大事にしなきゃ、と思っています。
科学をやっていると要素に分解していくんだけど、それは少しでも理解するために分解している感じ。難しいこともちょっとずつやったらわかりそうやん?困難は分解せよ、って誰か言ってた。あ、デカルトやって。
でも切り取っていくことで失われていくものもあるわけで。私の細胞を見て、愛する夫でも私のものとはわからないはず。
わかったら嬉しいけど、キモい。うれキモ。アンキモ食べたい。
twitterとかSNSは、時間潰しには面白いんだけど、やっぱり切り取っている感が強いから、誤解されたりするんだろうな。一言から一人の人間の全体を想像することは難しいし、失言もするし。
そんなこんなで、切り取って面白いものと、全体的に味わえるもの、どちらも大事にしていきたいなーとおもてますねん。
どっちも大事、って言いたいよね。でも言えないのかな。
ロシアもウクライナもどっちも大事。
自民党も他の人もどっちも大事。
パパのやり方もママのやり方もどっちも大事。
いろんな要素があるから世界は複雑で美しい。
何か判断をしなければいけない時に、できるだけもう一方の選択をゼロにしないような判断ができるといいなと思います。理想論か知らんけど。
何について話してるのかわからなくなってきましたが、それも愛嬌ってことで。
そう、日常で取り組めることとしては、あなたも私もそのままでいいし、嫌だなと思ったら面白くしましょうか。そのために書いたり話したりすることは役立つはず。
ちっぽけな私の戯言が誰かに届いて響くこともあるし、あなたのたわいもないお喋りに救われる人がいる。
救う言葉、救われる言葉がある。そう信じて、書くのですね。
本日は、スイカジュースが思ったよりスイカやった、という呪いをお届けします。ほな!