アプ子、怒られて混乱中
あなたは書くべきよ、とメンターに言って頂いたので、書きます。が混乱の渦中なので、おもろい話は次回にします。今回はおのれの混乱を観察した内容となっております。
人生には想定しない雨が降る。
霹靂とまで行かずとも晴天の直後だと
備えができていないからびっくりしてしまう。
想定外に濡れて、想定外に冷える。
今回の雨はそんな感じだった。
いや、少し気配はあったのだ。
忍び寄るじとっとした湿った風は吹いていたけど、
気づかないふりをしていた。
ヨガを長年続けていて内省が大事だと知りながら、
取り巻く環境の変化には鈍感になっていたのかもしれない。
日々流れる仕事を楽しむだけで、
そこにある大切な情報を読み飛ばしてしまっていたような。
つくづく自分はナイーブでバルナラブルだと思う。
怒られることに敏感だ。
人によってはこんなの怒られたうちに入らないだろう。
振り返ってみればいろんなことがうまく行きすぎていたのかもしれない。
そんなに天狗になっていたつもりもないけれど、感謝が足りなかったのか、配慮が欠けていたのか。
落ち込みからレジリエントに立ち直るには未来を見ることが大事らしいけど、過去ばかり振り返ってしまう。
あの発言がダメだったか、あのメール、あの行動がダメだったのか。
恥ずかしい。
ありがたいことに、怒ってくださった上司に温情があり、落ち込んだ私への励ましが、感情の揺さぶりに追い討ちをかけた。
能力があるからこそ試練がやってくる。悔しい気持ちは手放して、持っている高いスキルをより大きな目標のために捧げれば、色んなことがうまく回っていく。全てのことは経験になると。
いや、わかりますけど、それは、少々時間が要りますよ。
私の欠点を指摘したあの人に対する恨みつらみを許すのは簡単じゃありません。この急激な評価の下降を受け入れ難いです。でもやってみます。
もちろん、人として成長したいとは思ってます。大きな視野でもっと世界に貢献したいと思っています。
でも、心と頭が追いつかないんです。
あなたにはその力がある、自分を卑下してはいけない、と上司は言うけれど、しんどいなあ。もうここら辺で諦めたい。
混乱した心のまま、勉強を頑張っている中1の娘に言う。
「人生、ずっと頑張らないといけないよ。頑張ったら頑張った分次のステージがやってくる。」
ああ、これって呪いなのかなあ。
最近痩せた私に母は言った。
「あなたは、娘が子供を産むまで元気でいなくちゃいけないのよ」
母がいつも私にかけてくるような呪いを娘にはかけたくないと思いながら、違った種類の呪いを私も娘にかけている。
毒づいているのかなあ。何日か経てばこの痛みも忘れるのかなあ。傷を抱えて前を見ていれば次のステージに行けるのだろうか。