最強の「マネジメントツール=ユーモア」説
おはようございます。娘の中学受験にかまけていたら、書きたい欲が止まらなくなりました。愛する娘が直面する初めての苦難(きっと既に苦難はもっとあった。忘れてるだけ。)に加えて、孫を溺愛する自分の親との確執が表面化したりして、それはもう大嵐だったのです。
私は書くことに救いを求めていて、書いたもので救われる人がいるよう努めています。そして、笑いにも救いを求めていて、人を笑わせられる人を尊敬しています。
日本人は真面目だと言われます。アメリカ人はユーモアを忘れないらしい。
豊田さん好きになりました。これを日本でやったらどうなるだろう。
まず、第一ボケ。
ぼけポイントは「赤ちゃん」である。日本だと、「そしてバブちゃん」みたいな感じだろうか。(と思った自分はバブソン大学という名前に引っ張られてたことに気づきました。)
まず聞いている人がボケに気づかないだろう。え、豊田さんのような偉い人が?聞き間違い?と迷ってるうちに話が次へ…みたいな。
そして好きなボケ。
日本の経営者が公的な場で、ドラマの最終回についてキャッキャしたらどうだろうか。え、え、アホなのこの人?ふざけてるの?と、どよめくかもしれない。
豊田社長は他にもボケを連発して爆笑をさらっていたらしいので、気になる方はご覧ください。
私も、意識的にドラマやラジオ、音楽、ゴシップの話をしたりする。すると学生さんやママ友から「そのドラマ、私も見てます!or見てるよ!(だよね、そう言われるドラマ狙ってるよYo!)」「先生、FM802なんか聞いてるんですかー?意外〜(うるせえ、ババア扱いするな)」「意外にゴシップ詳しいんやね〜。(ええ、誰よりも!)」と言ったコメントをいただけて盛り上がる。
でも、公的な場では無理。
そこで、笑わせる力と笑う力の両方が備わっていないとダメだと気づいた。
よくボケる人は、公的な場でもみんなニヤニヤして聞いてたりする。その時点で心のバリアが取れるのかも。そして、ボケると、面白くなくても、来たきた〜って感じでみんな笑ってあげる。
だから、アメリカンジョークってさほど面白く見えないのかもしれない。観客が笑ってやる気マンマンというところがポイントか。
大阪に生まれ、土曜13時は吉本新喜劇というのが嗜みとして育ち、日常会話の中では常にボケとオチを探して生きてきた私としては、笑いのクオリティはアメリカより絶対日本(大阪)の方が上だと思うけれど、なぜそれが、仕事場で生かされないのだろうか。
古くは狂言や落語、どじょうすくいなど笑わせるコンテンツは多々あったし、現在もお笑い芸人は第何世代とか言われるほど、漫才もコントもますます人気がある。
それなのにユーモアが足りない気がするのは、ここで笑う、ここで笑わない、と場所や場面であらかじめ決めているからなのか。職人は笑わないからか。高倉健も笑わないからか。不器用ですから、とか言ってたら許されるからか。(素の健さんは、よくしゃべりよく笑っていた説がある。)
そして、マネージメントへとつながる。
シンプルに笑いが多い仕事って楽しくないですか?
どうせ会議はだるいから、真面目に次々議題が進むよりしょうもない雑談膨らんで、若い人にもういいから先行ってください、とか言われるくらいが良くないですか?
私はおっさんのダジャレとかぶっちゃけ雑談大好物です。面白くなくてもええねん。その心意気がリスペクト。
では、少し真面目に笑いの機能を整理してみようではないか。
1.心理的安全性を高める
安心できるチームだと、パフォーマンスやアウトプットのクオリティがあがるという。笑いは上下関係の緊張を緩め、心理的安全性を高めると思う。
2.自己開示を助ける
笑わせるのも笑うのも自己開示だと思う。自らをオープンにしないリーダーを誰が信頼出来るのか。そりゃ、なんでもかんでもオープンにできないだろうけれど、笑える自虐ネタぐらいは提供できるだろう。
そして、自分がリーダーでなくエンプロイー(雇われてる)orフォロワーだったとしたら、笑ったったらええんじゃないだろうか。そこで笑われるのを怒るリーダーにはついていけない。
笑われたらおいしいと喜び、
おもんないで(面白くないよ)と言われたら喜び、
話長いですよと言われたら喜ぶ、
そんな上司に私はなりたい。(雨ニモ負ケズ風。)
笑うのが先か、笑わせるのが先か。それは立場によるだろうけど、まだまだペーペー(下っ端)の私は、リーダーたちの小ボケに思い切って笑って行こうと思う。そして、自分が仕切るときは笑わせるのだ。
3.痛み止め、もしくは自給的ドラッグ
そして最後に1番言いたいことは、人生は辛いから笑うということ。
エリートだらけの大学に入った頃、極まれにいる苦労人タイプが好きだった。そういう人は優しくて思いやりがあるから。しかし!本当に地獄を見た人は明るくて面白いということに気づいた。ムロツヨシさんとかその代表格だ。
個人の生活にも企業にもチームにも、日々刻々次々難題が降り注ぐ。笑わないとやってられなくないですか?笑えなくなったら終わりですよ。マジで。
と言うことで、今自分が辛い時に、リアルでもSNSでも笑わせてくれる周りの方々に本当に感謝しているし、リスペクトしているし、今後恩返しをしたいと思う。し、隙を見ては同じくらい笑かしてやりたいと思う。
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冒頭のイラストは、この人ら誰なん?有名人?と思って調べたら、笑うおじいさん、という説明が面白かったので、使わせていただきました。
と言うことで、今日明日も、あなたが笑い死にしない程度に、笑いが絶えない暮らしがありますように。ホナ!