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そこにいていいよ

" Where are you ? "

考えないようにしてた筈なのに、彼の声が聞こえてしまった。

選ばなくてもいい人。責任も義務感も持たなくていい人。だから罪悪感を抱く事もそれを恐れる心配もない人。傷つける事も、傷つけられる事もない人。お互いの人生から一瞬で消え去ることが許された人。だからこそ、安心だった人。ただひたすら好きで、好かれてた人。

そんな彼を失おう、と決めた。そう決めたのは、選び、責任感も義務感もきっぱり持ち、罪悪感も乗り越え、傷つくことを恐れない、ずっと愛し一緒にいると覚悟する強さが欲しい、と思ったから。

そんな自分の思いを大事にしてあげよう。尊重しようと思う。ただそろそろ、ずっと閉じてた過去のとある扉を開けてみようとした、そしたらそこにあった懐かしさ。ひたすら好きだったという安心感。それは、分からず屋の幼子の自分が無くしたくないと駄々をこねている訳ではなくて、過去の思いも、愛おしい自分の一部なのだから。そこにいさせてあげよう。

" I'm here. Thank you for asking. "

私のこと、わかってくれてありがとう。心に留めててくれてありがとう。私も、あなたのことは忘れないよ。

Sending you Love, always.

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