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スクフェス仙台に参加しました!
福岡、大阪に続き、スクフェス仙台に参加しました。今回は登壇もなく、リモートだったので、かなり集中してきけました。参加したセッション、感想を添えてご紹介します。
キーノート … (仮)すべてはおもちゃから始まる
特務機関NERV 防災アプリを提供するゲヒルン株式会社石森さんのキーノート。
タイトル通り、石森さんとテックの出会いは「おもちゃ」「あそび」から始まります。自宅でレンタルサーバ貸し出したり、Twitter API で遊んだり、エヴァが好きでそれに模した「特務機関NERV」Twitter アカウントを開設したり。ただ、会社がうまくいかなくなりかけたころ訪れたリアス・アーク美術館に感銘を受け、ビジョンが深いミッションになったそうです。
防災というミッションの根底にある「情報」の捉え方です。
全てが停止してしまった東日本大震災では、情報の有無が多くの人々の生死を分けたことだろう。事前に得ていた情報によって救われた命があった一方で、その情報によって命を落とした人もいただろう。
直後に、情報があれば救えた命もたくさんあったに違いない。
私たち現代人は、情報に命を託している。
情報がないと行動が遅れる。
しかし、あのような大規模災害が発生したなら、情報を待つ前に、想像力を働かせ、自ら行動しなければならない。
命を救うための情報を発信する。そのために、以下のようなことをしている、とのことでした。
人間が自分で想像力を働かせる機会を閉ざさないためにナビゲート(ex. ここに逃げろ)はしない
正確な情報を素早く提供するためにインフラを自分で作る
社会全体で災害情報配信を冗長化するためにインフラの他社利用はお断りしている
アクセシビリティにこだわりぬく。色覚特性、音、ディクレシア、英語など、情報をさまざまな表現で届ける
これを実現するために、さらっとすごいことやっててワクワクしたし、強烈なミッション駆動で身震いしました。また、いろいろなメソトロジーが強強チームだと不要になるんだなあ、とも感じましたが、変に「自分たちとは違う」と線を引かず、情報と技術に向き合っていきたいです。ぐっとくる講演でした。
akiさんが丁寧にまとめてくれているので、こちらもぜひ。
チームが自己組織化してから敢えて専任スクラムマスターを置いてみたらめちゃめちゃワークした話
ログラスさんの講演。チームの「プラトー」から脱却すべく、あえてスクラムマスターを置いてみて起きたことを、チームメンバーとスクラムマスター、両者の視点で解説していました。スクラムマスター参加前は、探索的な活動が多くなったため「スプリントゴールを置かない」「スクラムをやめる」という施策を立てており、それもめちゃくちゃ悪い状態ではなかった、とのことでした。ただ、スクラムマスターからみたときに「OKR と 日々のタスクにギャップがある」ことに気づき、それらをつなぐ「スプリントゴール」を復活させることにより、フロー効率が目に見えて向上した、とのことでした。
チームのはなしとしても参考になったのですが、個人的にプロダクトディスカバリーのミッションを持っているため、適切な粒度・解像度の(スプリント)ゴールを定義してチームをドライブすることはとても重要だ、と感じました。チームを観察し、みなおしていきます。
猶予は3ヶ月!期限付き専任スクラムマスターの失敗談から学ぶ、チームとの向き合い方
QAとの兼業スクラムマスターから3ヶ月という期限付きで専任スクラムマスターに挑戦したが、うまくいかなかったという赤裸々な話。痛かったところを共有してもらえるのが、スクフェスの良さだと改めて感じました。振り返り言語化して共有してくれたことにも感謝。
チームに変化を起こすときに課題感をどう醸成するかが鍵なんだろう、と感じました。
“視える”プロダクトディスカバリー
プロダクトディスカバリーでは、ユーザーインタビューなどのリサーチと、プロダクトを価値あるものに変化させていくことには、結構深い溝があると感じている昨今。Pivot さんの具体的な事例は、とてもよい学びになりました。みなでユーザーのストーリーを解像度高く共有できると、プロダクトそのものだけでなくマーケティングメッセージやサポートなど全てが連動し、機能が価値になる。
プロダクトX コンセプトを創造するスクラムチーム 〜異なる文化と経験の壁を越える挑戦の軌跡〜
コンセプトを創造する。ということで、これも探索フェーズの話です。デリバリーでうまくいっていたチームややり方がしっくりこなくて、どうにかしようともがいていましたが、トライしたことがアジャイルで紹介されているチムビルのプラクティスでした。発表では、気持ちの葛藤が垣間見えたのがよかった。スライドだけ読むと、すんなり思いついてさっと実行したようにみえるんですが、そんなたんたんといかないですよね。いかなくてもいいのかもしれない、と勇気をもらいました。
ディスカバリーをアジャイルに
今回、コンセプト作り、ディスカバリーを実行している様々なチームの話を聞けました。オンラインでもdiscordで会話でき、孤独感なく参加できました!だいぶ日にちが経ってしまいましたが、遅れても書き切って公開した方が絶対いいので、えいやで記録を残しておきます。そして、運営のみなさま、発表者の皆さま、ありがとうございました!
おまけ:みれなかったやつ
自分のメモとしてはっておきます。