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指しゃぶりする君に伝えたいこと
長男6歳、次の春からいよいよ小学生。
この冬休みにはランドセルも買って、さあ3ヶ月間で準備していこう、という矢先にはじまった指しゃぶり。
長男の指しゃぶりの歴史は長く、0歳〜3歳(幼稚園入園あたり)までは何を差し置いても親指、汚れていても親指、朝から晩まで親指、そんな感じだった。
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幼稚園に行きはじめ、遊ぶことが楽しくなったのか、指しゃぶりしなくても何か心の支えを得ることができたのか、自然と卒指。
そして年少から年中に上がるタイミングで、引越し&転園することになり、約1年遠ざかっていた親指との距離が急激に縮まった。
手持ち無沙汰になると幼稚園でも指しゃぶりをするので、ちょっと見た目どうかなと思っていたけど、明らかに環境の変化によるものだったのでそっとしておいた。(▼その時のことを綴ったInstagram)
転園から約1ヶ月、新しい幼稚園のお友だちの名前を覚え、指しゃぶりも次第に減り、夏休み前には再び卒指。
月日は流れ、6歳冬。
この冬、体操教室主催のスキー合宿にひとりで参加した長男。合宿が近づくにつれ、私が不安を口にすると「大丈夫、大丈夫、絶対楽しいよ」と、どちらが親だかわからない気丈な振る舞いを見せていた。
スキー合宿はとても楽しかったようで、お友だち作りが上手な息子はすぐに打ち解け、スキーも生活も、精一杯頑張ってきたようだ。
そして帰宅後に始まった指しゃぶり。このタイミングで始まったということは…何らかの不安やストレスを抱えているんだろうな。
ひとりで参加したスキー合宿でますます現実味を帯びてきた小学校入学。楽しみな気持ちと同じくらいドキドキしているのかもしれない。
ふたりの弟にいつも優しく接してくれているけれど、思い通りにならないストレスを感じているのかもしれない。
そして私に対しても。
もっとこっち見て、もっと話聞いて。怒る前に僕の話を聞いて。と思っているのかもしれない。
純粋な長男のことだから「そんなんじゃ、小学生になれないよ!」という言葉を鵜呑みにしているのかもしれない。(気をつけねば、、、)
とにかく、赤ちゃんではない君の指しゃぶりについて、怒ったり指摘しすぎたりせず、遠くから様子を見ていこうと思う。
最後に、2年前の言葉をもう一度伝えるよ。
指しゃぶりをするのは赤ちゃんみたいだと、そんなこと誰が決めたんだろう。この子が抱えるいろんな感情を、小さな小さな親指が和らげているのならば、それが他人の目にどう映ろうと構わない。子どもだって、毎日必死に生きている。必死に社会と向き合っている。いつかきっと、その小さな親指に頼らなくても、気持ちを整理する日が来るだろう。その日までは大丈夫。キミは今のままでいいんだ。
君は今のままでいい。
大好きな、大好きな君へ