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出産・育児系情報管理にEvernoteが使いやすい【ログ・メモ管理】

私は歴10年以上のEvernoteヘビーユーザーだ。

最初は大学時代、就活のエントリーシート作成や面接進捗管理のために使い始めた。

当初はこの手のツールはEvernote一強だったと記憶しているが、その後競合サービスがどんどん増え、昨今は乗り換える人も多いと聞く。

有名どころはNotion、Onenote、Upnoteあたりだろうか。

特にここ数年はEvernoteも改悪が続いていたので、私もその度に乗り換えを検討し、実際に試しもした。

が、私の使い方では何だかんだやっぱりEvernoteが一番使い勝手が良い、というのが現時点の結論だ。

直近では出産や産休・育休にまつわる諸々をまとめ、管理する為に、なかなか便利に活用させてもらっている。

せっかくなので、私流の使い方をここで紹介できたらと思う。




私的Evernoteの優位ポイント

①様々なデータフォーマットに対応している

スキャンデータ、画像、PDF、ウェブサイト、名刺、Office系のファイル等、大抵のデータを扱えるので、情報集約ツールとして基本的に困ることがない。

ファイル+本文に軽くメモを残しておけば、見返した時もすぐに要点を思い出すことができる。

競合サービスも大体対応しているものが多かった気はするが、②に挙げた検索性と合わせた使い勝手はEvernoteの方が優れていると感じた。


②検索機能が優れている

とにかく何でもEvernoteに放り込んでおけば、キーワードや日付などをフックに簡単にお目当ての情報を取り出すことができる。

OCR機能で、PDFやスキャンして取り込んだ名刺等も引き当てられるのがとても便利。

本文はもちろん添付データも跨いで一挙に検索がかけられる機能は、私が競合サービスを比較検討した当時にはまだなかった。


③メモアプリとして必要十分なシンプルな使い勝手

この点については、正直他サービスの方が機能的には充実していると思うが、メモを取り貯めたり情報を集約するための最低限の機能は揃っており、不足は感じない。

むしろシンプルで余計な機能がなく、使いやすいと感じている。


私の使い方(ノートブック一覧公開)

実際の利用イメージを見た方が早いと思うので、まずはノートブック一覧を紹介する。

連番を振って、使いやすいようにノートブックの順番を整理している。

上から、ざっとこんな感じ。

  • Inbox :仮置き場。保管先が未定のものはとりあえずココ(後で振り分ける)

  • 産育休:そのまま。今一番、更新頻度が高いカテゴリなので、上段にくるよう連番を付与。詳細は後段で詳しく紹介

  • 雑多メモ・ウェブクリップ:そのまま。雑感やあらゆるメモ殴り書きや覚書、気になったウェブサイトの記事等

  • マネーログ:給与明細のファイルを月毎にスキャンして保管

  • ヘルスログ:健康診断や検診、不妊治療の関連データ等をスキャンして保管

  • トラベルログ:旅行や出張時の持ち物リスト、旅程表等

  • 名刺:そのまま。名刺のスキャンデータを保管

  • 保存庫:免許証やパスポート画像、各種WebページのID等


ご覧の通り、取り込んでいる情報はだいぶ雑多だが、感覚としては“第二の脳“の位置付けである。

ハリーポッターのダンブルドア校長の“憂いの篩“のイメージに近い。

(分かる人には分かるかな)

「自分の脳に記憶しておくほどではないが、何かあった時に取り出して見返したい情報」をとにかく何でも放り込んでいる。

それが例えば、給与明細であり健康診断結果であり、持ち物リストであり名刺なのだ。

どれも一回Evernoteに取り込んでおきさえすれば、本体(紙資料含む)を取っておく必要はもうない。

検索をかけていつでも簡単に取り出せる。

ペーパーレス化にもつながり一石二鳥だ。


出産・育児関連の情報まとめ事例

出産や育児にまつわる情報は、紙情報から区のウェブサイト、ショッピングサイトまで、情報ソースやデータフォーマットが多岐に渡る。

そのままだと情報があちこちにばらけてしまって見返しづらい、まさにEvernoteが威力を発揮するケースだと感じた。

私の場合、「産育休」という大カテゴリの下に、以下のように情報を整理している。


会社手続き関連

文字通り、産育休取得や出産に伴い必要な会社手続きに関する情報をまとめている。

例えば会社から提供された「手続きガイド」のPDFファイルや専用ウェブサイトのURL、ID情報といった類。


休職連絡

産休入りの際、各所に送信した挨拶メールと、その返信メールを保管。

どんな文面を送ったか一応記録しておこうと思ったのと、返信で温かいメッセージを多くもらったので、後で見返せるように残しておきしたいと思いフォルダを作成。


産育休全般

休職中にやりたいことリストや産院の緊急連絡先、区や会社の育児サポート等をまとめている。


例えば育児サポートについては、該当のURLに加え、ウェブページの記載内容を転記+紙資料の案内もPDFにして添付している。

「どんなサービスがあったっけ?」となった時に、簡単に必要情報に辿り着けるように工夫している。

Webページからコピー&ペーストするだけ
紙資料も合わせて保存


ベビーグッズ

必要なアイテム一覧を作成、それぞれ候補の商品と購入先をまとめた。

アイテム毎に候補の商品を並べて比較検討したかったのと、楽天やAmazon等、バラつく購入情報を集約するのに役立った。


保育園

保活情報を集約。

区のウェブサイトから転記した、候補園の基本情報や見学メモを表形式で整理。

横並びで比較するのに便利。


出産・産後関連

入院時の持ち物リストや陣痛タクシーの連絡先など、出産に関わる情報を集約している。

産後報告メール・LINEを送る宛先一覧と文面の下書きも用意。

出産後の手間を少しでも軽くしたいという魂胆。



以上が、私なりのEvernote活用法である。


就活時代から数えると、取り溜まったノートは既に5000近く。

Evernoteは情報が取り貯まるほどに“第二の脳“としての威力を発揮する。

たまに気が向いて、学生時代に残していたwebクリップなんかを見返すと、当時のトレンドや関心事が分かって中々興味深い。


この先、出産や育児の雑感、それこそnoteの記事等も取り溜めていって、私だけの“記憶のアルバム“のように育てていければと思う。

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