食いしん坊万歳
コロナ禍で色々本質があぶり出されるとよく聞くきますが、昨年から最近の自粛生活でしみじみ自分は食いしん坊だと思い知りました。そして、私はそのことにとても助けられている、と昨日突然気づき、食いしん坊に産んでくれた両親に心から感謝したのでした。
40年近く生きてきて恥ずかしいのですが、こんなにきちんと両親に感謝したのは初めてな気がして、その感謝を忘れないために自分への備忘録としてnoteを始めてみます。
ずっと、食べることが好きでした。数年前までは東京で美味しいレストランを巡ったり、旅でも楽しみの半分以上はその国や地方ならではの食べ物。京都に移住してからは外食の回数こそ減ったものの、京都ならではの美味しいものに舌鼓を打ったり、久しぶりの自炊で色々なお料理にチャレンジしてみたり。
でも今回のコロナ禍で仕事のお休みが続き、外食はほとんどできず自炊がメインになり…やたら時間がある中で毎日の食事に救われていることに本当に食いしん坊なんだわ…と改めて自分を知った気分。冷蔵庫にあるもので何ができるか考えているとワクワクし、下手すると興奮して眠れない。(エネルギーが有り余っている気もしますが。)レストランでなくても、日々の食事が私を幸せにしてくれているんだ、とつくづく感じます。
同時に、ちょっと美味しいワインや凝ったお料理でお家レストランも楽しいけれど、ささっと作って想定外に美味しいものができた時の嬉しさで、食事は誰に見せるものでもないし自分が楽しいことが大切なんだと気づけたコロナ禍。しっかり作らなくては、と自分にハードルを設けて毎日自炊はできないと思っていたこともあったけれど、思い込みをはずすと意外とできるし何より楽しみが広がります。
まだしばらくは続きそうなこの状況、食いしん坊な自分とともに楽しんでいこうと思います。
お世話になっている料理研究家の方の愛を感じるグラタン、ささっと作ったサラダ、お気に入りのパン屋さんのパン、呑むだけでなく少しは勉強しようと最近思い始めたワイン。最近の自分のあれこれが詰まっている気がする写真。