![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/85879163/rectangle_large_type_2_9b488e0dbd9612ec774669bd4c607b1a.jpg?width=1200)
《美術展》刺繍絵画の世界展
こんにちは。
Ayaです。
今日は先日行ってきた日本橋高島屋の『刺繍絵画の世界』展について書きます。
刺繍絵画とは
刺繍絵画とは、日本画家の下絵をもとに刺繍師(ぬいし・刺繍職人)が一針ずつ刺したもので、絢爛豪華な壁掛や衝立に仕立てられました。元々海外向けに作られた作品が多くで、日本では京都の清水三年坂美術館など限られた美術館で所蔵されてます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/85883079/picture_pc_25e2d76a5a39b27fd811af9794dcc150.jpg?width=1200)
この刺繍絵画に高島屋はプロデューサーとして関わっていました。高島屋は下絵を日本画家に注文し、刺繍職人たちに発注していたのです。そのため、下絵も展示されていて、制作工程がわかりやすかったです。
気になった作品
(1)『夕陽に帆掛舟図』明治後期・京都府所蔵
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/85916780/picture_pc_24ff8b1ac1eca8e09b08fecf32c32298.png?width=1200)
一番気に入った作品です。西洋絵画のような波の表現を日本刺繍でやるすごさ。波音が聞こえてきそうです。
(2)『花鳥図屏風』明治〜大正 清水三年坂美術館
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/85917323/picture_pc_6f546a8f18905dac4070e169f09c0193.png?width=1200)
春夏秋冬を代表する花々や紅葉を雀と一緒に刺繍した作品。下部分にぎっしりと刺繍がされていて、豪華でした。他にも屏風の作品がたくさんあったので、好まれたようです。
(3)『獅子図』明治〜大正時代 高島屋資料室
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/85917630/picture_pc_ab974a5e4bf8d3ec9ce05d5589014710.png?width=1200)
本展のポスターだけでなく、刺繍絵画を扱う本でも表紙に使われている作品です。ドイツ画家による絵画を日本人画家が左右反対にして模写・下絵を作成し、刺繍師が刺繍しました。今回の展示では日本人画家による下絵、ドイツのモデルとなった作品の版画も展示されていたので、どうやって刺繍絵画になるのか細かく知ることができました。
清水三年坂美術館はいつか行ってみたい美術館の一つですが、京都に行くと寺社仏閣を優先してしまってなかなか行けないので、今回の展示は有り難かったです!日本刺繍、やろうかなと思ったことがあるのですが、刺繍糸を撚ったりしなくちゃいけなくて、速攻で諦めました笑。日本刺繍紅会というところが展示をするらしいので、行けたら行きたいです。
しばらく更新しないとか言っててごめんなさい汗行った日に書き始めた記事が残ってました。1000字いってないけど、これぐらいがちょうどいいかも笑