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《神話》・《聖書》・《聖人》

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《神話》と《聖書》、《聖人》で書いた記事をまとめてます。《神話》では主にギリシア神話、《聖書》では旧約・新約聖書のエピソードを取り上げてます。
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《聖書-4》バベルの塔

《聖書-4》バベルの塔

こんにちは。
Ayaです。
聖書第4回の今日は『バベルの塔』についてです。
第3回で天使をとりあげたのは、アブラハムの話を書きたかったからでした。しかし、聖書を読み直したところ、その前にバベルの塔の記述があったので、予定を変えて、バベルの塔を取り上げます。

バベルの塔

ノアから何世代か経った後、人々の文明は再び繁栄を取り戻しました。人々は煉瓦とアスファルトを使って、

と塔の建設を始めます。

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《聖書-3》天使とは

《聖書-3》天使とは

こんにちは。
Ayaです。
前回『ノアの方舟』をとりあげましたが、これからのエピソードになくてはならない存在・天使について先に取り上げたいと思います。

天使とは言はずとしれた『神の御使い』です。人間に神の言葉を伝えたり、エデンの園を管理したり、神のために音楽を奏でたり様々な役割があります。
容姿は男性的・女性的どちらにも描かれることもありますが、基本的に性はない中性とされている存在です。そんな彼

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《神話-4》パンドラ

《神話-4》パンドラ

こんにちは。
今回はギリシア神話版イヴ・パンドラについてまとめます。その前にプロメテウスについて取り上げようと思います。

プロメテウス

プロメテウスはもともとティターン神族に属する神でした。『あらかじめ考える者』という名前の意味通り、ティターン神族とオリュンポスの神々(ゼウスたちの世代)の戦いでは後者につきました。彼は我々人間を創り出したため、なにかと人間たちの境遇がよくなるように心を砕いてい

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《神話-3》デメーテルとペルセフォネー

《神話-3》デメーテルとペルセフォネー

こんにちは。
Ayaです。
《神話》シリーズ第3話は『デメーテルとぺルセフォネー』を取り上げます。

オリュンポスの12神

《神話》シリーズも第3回目を迎えましたが、ギリシア神話の神々にも地位がありました。特に位が高いとされたのは、

(1)ゼウス
最高神。女好きで、毎回正妻へーラーを激怒させます。詳しくは第1話をご覧ください。
(2)へーラー
ゼウスの姉にして正妻。結婚の女神。ゼウスの浮気相手

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《聖書-2》ノアの方舟

《聖書-2》ノアの方舟

こんにちは。
Ayaです。
今日は聖書第二回として、『ノアの方舟』を取り上げます。

ノアの方舟

アダムとイブの三男セツの子孫によって地上は満たされていきます。しかし、世代が下るにつれて神への信仰心がなくなり、人々は快楽のままに生活する様になりました。神はその様子を見て、人類を滅ぼそうと決めました(どうやら怒りっぽい神様のようです)。しかし、一から作り直すのは面倒だったので、善人の一家だけ助ける

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《神話-2》美の女神アフロディーテ

《神話-2》美の女神アフロディーテ

こんにちは。
Ayaです。
前回の《神話》ではゼウスについて取り上げましたが、今日はギリシア神話の人気者・アフロディーテについて取り上げます。

アフロディーテ(ヴィーナス)

アフロディーテはローマ神話ではウェヌスですが、英語名のヴィーナスが有名ですね。
アフロディーテはクロノスが父ウラヌスを倒したとき、ウラヌスの大事な部分(※オブラートにつつんでおります)が海に落ち、その泡から生まれたとされて

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《神話-1》ゼウスの愛人たち

《神話-1》ゼウスの愛人たち

こんにちは。
Ayaです。
昨日の投稿に書かせていただいた新マガジン《神話》第1弾は『ゼウスの愛人たち』です。

ゼウス(ユピテル)

ギリシア神話の最高神で、ローマ神話ではユピテルと呼ばれます。ゼウスはクロノスとレアーの三男として生まれます。クロノスは父ウラノスに自分の子どもに殺されるという呪いをかけられていたため、生まれた子どもを次々と飲み込んでしまいます。母レアーはゼウスを妊娠したときなんと

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