Dr.ゆうすけに聞く:その不調、「冬季うつ」かも…⁉
冬が怖かった
ここ数年、自覚なく闇に沈んでいた私は、冬が怖かったのです。
なぜかはわからないけれど、冬になると格段に眠くなり、思考がネガティブになり、活動する力が無くなってしまうから…。
思えばこれは「冬季うつ」だったのかもしれません。
「冬になるとそれだけで、元気が奪われる」と知ったことで、現在は対応が出来るようになり、冬でもモリモリ陽気に暮らすことが出来ています。
人間は「分からない」という状態が一番不安でストレスになると聞いたことがありますが、正体が分かれば対応が出来ます。
パワーダウンの理由を理解したら、まずはそれで勝ったも同然!
あとは出来る方法で対処しつつ、不調とも共に生きていくというのが大切なんだな~と感じています。
出来ないときはやらない、出来なくても責めない
ここには、冬季うつへの簡単な対応方法として
・日光を浴びる
・運動する
・笑う、踊る
などを挙げています。
出来るだけ手軽なものを挙げたつもりですが、数年前の私が見たらいや、これすら無理…!と感じていたかもしれません。
日光を浴びるなんて、家から出ずに窓際に寄ればいいだけなんだから、なんでもないことのように思えるかもしれません。
しかし、闇の底にいるときは起き上がることすら難しくて、カーテンを開けることすら重労働だったりするのです。カーテンは鉄で出来てるの…?
具合が悪い時というのは、普段はなんでもないことが物凄く重労働になってしまうのだと経験して分かりました。
「ストレス解消法」は巷に山ほど溢れていますが、そのどれが有効なのかはその人の状態によるそうです。
例えば、「湯船にゆっくり浸かること」。
手軽で誰にでも効果があることに思えますが、重度のうつ状態にあると、お風呂に入ることすらままならなくなるため、リラックス効果を得ることは難しいのだそうです。
世の中の「これがいい!」に無理して合わせず、自身が「これならできるかも」と感じる方法があれば、それを取り入れていくのが大切なのだなぁと感じています。
そして、この時に一番重要だと思っているのが出来ない自分を責めないことです。
「お日様を浴びると調子がよくなる」と言われても、それすらできないときに、「なんで自分はこんな簡単なことすらできないんだ…」と自分を責めてしまうことがあるかと思います。
ですが、この自責がさらに自分を痛めつけ、状況を悪化させていくのだと、経験したことで物凄くよく分かりました。
出来ないときは、出来ない。ただそれだけなのです。
良くも悪くもない、ただ「そういう状態」なのだなぁ~と、評価をせずに状況を理解しておくことが大切なのではないかと感じています。
人間はずっと同じ状態でいることが出来ないそうです。
今日はお日様を浴びる気にならなくても、明日は散歩に行きたくなるかもしれません。ならなくても、ただそれだけです。
冬も必ず春になるので、気長に、自分の好きな方法で、ヘルシーな状態を維持していけたらいいなと思っています。
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コミックエッセイの本が出ています。
ちょっと読んでみようかなって気持ちになったら、お手に取ってみてください。
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