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デカプリオの環境ドキュメンタリー
私が10年前にNYに住んで驚いたことの一位、二位くらいに入ること。
それは、マクドナルドでくれるちり紙の量の多さでした。
日本だと、チーズバーガーセットなんかを頼むとせいぜい、一枚か二枚のちり紙をもらいますよね。
それが、本場アメリカだと10枚ぐらい、ぐわっ!と一摑み分くれるんです。
意味がわかりませんでした。
たしかに、ドリンクのサイズも基本全部巨大で、日本のLサイズくらいが、
アメリカのSサイズだったり。
なんでもデカいアメリカだけど、それは一人の人間の消費のデカさにもつながっているんだなと実感したのでした。
ほかにも、レストランのトイレを利用すると、前に使った人が手を拭いて捨てたと思われるちり紙が一枚、二枚ではなく10枚くらいをわしづかみして捨てられたのを見たこともあります。もちろん、使われたちり紙は表面の2枚だけ。
つまり、中身にはさまってる8枚くらいのちり紙は、使われたちり紙に挟まれているだけでゴミ箱にポイと捨てられているのです。
しかもそれは、NYのダウンタウンにある日本小料理屋で。
マクドナルドでの話ではありません。
貧乏で教養がない人は来ないようなレストランでもこんな感じだったのがショックでした。
あれから10年たったNYでは、まだまだ、やっぱり、マクドナルドでも、日本レストランでも、ちり紙がムダに大量消費されているのでしょうか?
それを確かめるためにも、今一番訪れてみたい場所の1つがNYです。
さて、本題は私が観たドキュメンタリー。
「地球が壊れる前に」
http://www.ngcjapan.com/tv/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/2058
公開期間:10月31日(月)12:00~11月8日(火)14:00
上記の時間、無料でネット上で観られるそうです。
テーマは地球温暖化。
こういうことに、興味はあるほうだと思ってたけれど、観てみたらば
知らないことだらけで驚きました。
そして、ちゃんと私たちに今日からできることも提案されているので
やろうと思えば簡単にできます。
一番このドキュメンタリーでぐっと来たのは、
デカプリオという俳優ではなく、後半に出て来たNASAの宇宙飛行士の姿でした。
膵臓がんステージ4、もう生きられる時間がわずかというその宇宙飛行士のおっちゃんは、まるでガンで死ぬとわかっている人の顔に見えないんです。
話し方も、その表情も、なんだか明るい。
地球の映像を背景に話していることは、いかに今地球がやばいかということなんですが……。
デカプリオが彼に
「まだ、私たちの行動次第で地球温暖化を食い止める余地はあるということですか?」
と質問するのですが、宇宙飛行士のおっちゃんはそれに対して
「YES」
と答える。
これから死ぬ人が、地球の未来の話をしている。
このシーンに、思わず久々に涙があふれました。
地球も凄いけど、人間もすごい。と思わされるシーン。
宇宙飛行士のおっちゃんが「ガンのステージ4で……」とサラッと話しをする歳に、その事実を初めて知るデカプリオがその時に見せる「マジ顔」も見所でした。
ぜひ、観てみてください。
時の人、あのトランプ氏が大統領になったらいかに地球温暖化が進んでしまうかという、そのヤバさも実感するシーンがありましたよ。