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航海を終えて

なんか!流行ってるので!note書いてみます!

いや実は長めの文章書いてみたいなーと思ってプラットフォーム探してたのですが、なかなか決めかねていて。
身の回りの多数派に流されてとりあえずnoteで書いてみることにしました。
よろしくお願いします。

中通クルーズ、無事全公演終了しました。
お越しくださった皆様、応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。

本番前の心境については、Instagramにちょっと長めの文章を書いてみたのでそちらをご覧ください。

本番を終えてみての感想としては、「やれることはやりきった」という感じです。

私は基本的に過去を惜しんでなかなか前に進めない人間なのですが、なぜか今回は不思議なくらいそれがない。理由がよく分からないのですが、少なくとも「やりきった」という思いがその理由の一部にあるんだろうなとは思っています。
このあたり、もう少ししたら気持ちの整理がついて言語化できたりするのかな。

とはいえ、初日と2日目の昼公演は、いろいろ思うことがありました。「やりきった」って言いながら、この2公演に関しては後半2公演と比べてできなかったことがぽろぽろあった。
砂が零れ落ちるように、いろんなものが手からすり抜けていってしまうような。もっともっとできるはずなんです!違うんです!!って大声で叫びたい感じというか。
・・・これも言語化が難しいな。


あと個人的に一つだけ、めっちゃピンポイントで後悔してることがあって。

舞台では出てなかったと思いますが、タイトルとしては「焚き火の前で」というコント(たまちゃんぺを膝枕しながらタモツさんとやりとりして最終的に私が叫び散らかしてたまちゃんぺが起きちゃうやつ)。

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このコントの中の「こんな事もあろうかと、ある程度のサバイバル知識は身につけていたんです」というセリフ。
そこでちょっとした小ボケを入れてるんです。外していた視線を急にタモツさんに合わせるような身振り。

これ、千秋楽でやった時、バチッと目があった瞬間。
多分吹き出しそうになってたんですよね、タモツさん。

「あ、笑った」と思ったんですが、私はそのまま演技を続けました。なんならその瞬間は嬉しささえありました。
だって本職の芸人さんが、私のボケを見て板の上で笑ったんだから。

でも、次の日くらいにあの瞬間を思い返してみて、ふと。あそこは手繰り寄せるべきだったんじゃないの?って思えてきて。

タモツさんの表情は、さらなる笑いへの道標だったんじゃないの?
そこ、貪欲に行くべきだったんじゃない?
そういうとこじゃない?ササキさんのいう「場数」って。

くっそーーー!!もっとできた!!!あそこでもっととれた!!!
そして多分気づけてないだけでそういうところ他にもいっぱいある!!!!!


今の自分にできることはやりきったと思ってた、というか本当に本番の瞬間にできることはやりきったと思います。基本的にね。
でも、これからできることはまだまだたくさんある。
気づけてないことに気づくためには、そして気づいたことをカタチにするためには、本当に経験を積むしかないんだろうなと思うわけです。

なので、私は人前に立ち続けたい。
どんな形かは分からないけど、きっといろんな業界の兄さん姉さんが場を提供してくれるはず。それに甘えてたくさん経験を積んで、自分が成長することで、生意気ですが秋田のエンタメを盛り上げることに一役買いたいと思ってます。

私は秋田の大学を出た後、東京界隈で12年ほど働いて、2年くらい前に秋田に戻ってきたのですが、まさか秋田でこんなことができるとは思っていませんでした。でも、秋田じゃなきゃできない経験だとも思うわけです。

「このまま東京にいてもいいけど、タイミングが合ったし、せっかくだから秋田戻るかー」っていう軽いノリで戻ってきたんだけど、とんでもない人生の分岐点だったな。転職を伴う転居だったのですが、思えばその転職理由も「こっちの方がいろんな経験ができそうだから」でした。
これはせっかくだからまた別の記事で書こうかな。

そして。
ここ最近「人前でセリフを話すのがほぼ初めてで」ってよく自己紹介してたのですが、ササキとゴトウ企画で一つの舞台を乗り越えた以上、もはやそんなこと言えなくなっているわけで。
中途半端な素人にはなりたくないから、高みにいる人たちと同じ景色が見られるように、経験の浅さからくるハンディキャップは少しでも早く埋めたい。

そのために、私は舞台に立ち続けたい。

そういうモチベーションで過ごしていたら、きっとできることが増えて、次の課題が見えてきて、そしてまた新しいチャレンジが待ってるんだろうな、って思います。

おいおい、楽しいなあ!人生って!

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