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M-1グランプリ2024 二回戦に進出しました

タイトルのとおりで、わたくし加賀彩子とささきあみちゃんのコンビ、かがささきがM-1グランプリ2024二回戦に進出することと相成りました。応援してくださった皆様、ありがとうございます。

10月1日の東京大会に出たわけですが、数日経っても未だに「ほんとか?」と疑っております。
だってだって、私たちの出場した日だけでいうと約200組が出場して、二回戦進出したのが22組。この日の一覧で見るとアマチュアで突破してるのはどうやら私たちだけ。聞くところによると、二回戦に進出するアマチュアコンビは全体の5~10%程度。
その中に、かがささきが???

・・・まあ、これくらいは言わせてください。浸らせてください。
とはいえ、二回戦はすぐそこ。浸ってる場合じゃない。ネタの精度を上げつつ、一回戦を振り返ってメンタルコントロールもうまくできるように調整していきたいと思います。
できることしかできないからね!

当日のことを少し。

私は当日朝の新幹線で、相方のあみちゃんは前日からの夜行バスで移動していたので、会場近くのカフェでいったん集合。ちょっと声出したり体動かしたりしたかったのでカラオケへ。ネタの確認をしたり柚子茶を飲んでまったりしたりして、時間が近づいてきたので移動。

会場はシダックスカルチャーホールで、集合時間は13:50。4組くらいを単位としたグループごとに10分刻みで集合がかかっており、おそらく運営側もカツカツなので時間ちょうどに受付しなければなりません。
時間になったので受付に行ったら、無事ちゃんと名簿に名前があったので受け付けてもらえました。良かった。
(仙台大会で名簿に名前が無かったのはまた別の笑い話。)

控室は会場外の廊下?を仕切って作られたスペース。椅子がたくさん並べてあって、出番前のコンビがネタ合わせしたり着替えたり、思い思いに過ごしている。
あ、あの人はナルゲキでコントやってた人だ、あの人はTikTokでよく動画流れてくる人だ、あーめっちゃテレビで見る人じゃん、とかとか、同じステージに上がる芸人さんが見たことある人ばかりで、とても不思議な感じでした。
この人たちと同じ土俵で評価されるのか、と。

一定の時間をおいて3組くらいずつ呼び込まれ、私たちの前の出番になっているコンビがどんどん袖に入っていく。
しばらくすると私たちも呼ばれたので、荷物を持って舞台袖へ。

本番前は多分あみちゃんの方が緊張してた。本人も言ってたのでおそらく間違いないでしょう。
一方の私は、今回はなぜか全然緊張しなかった。お芝居やお笑いの舞台に関しては本番の袖で急激に緊張し始めることが分かってきたのですが、今回に関しては学生の頃の吹奏楽コンクールの本番前と同じ感じのメンタルだった。気持ち的にはほぼ凪で、「よっしゃ全力出し切るぞ!」って感じの温度感。

自分たちの前のコンビが始まると、袖の一番手前まで詰めて並ぶ。客席から見切れる部分にバミリがあって、あみちゃんより先に舞台上に出る私が、そのギリギリに立つ。
前のコンビのオチが近づいて、袖にいるスタッフさんが「ちょっと待ってね」って感じで手を出して、舞台上から「ありがとうございましたー」って聞こえて、前のコンビがはけて、出囃子が鳴って、出されていたスタッフさんの手が「どうぞ!」のかたちになって、袖から飛び出し。

「どうもーーー!!」

って、客席の一番奥まで聞こえるように、一番気持ちよく響く声を出したつもり。

本番中はひたすら楽しかったな。
笑いは起こらないんだろうなと思っていたので、うけてないなと感じても動揺せず平常心でいられました。逆にうけたところはちゃんと笑い声が耳に入ってきていて、「あ、自分いま冷静だな」って客観視できた。客席のリアクションに合わせて自分のリアクションを調整できたとこもあった。

ネタが終わり、私がオチのセリフを言って、あみちゃんがそれにツッコんで、「ありがとうございましたー!」って頭下げて、下手にはける。2分ってほんとあっという間。
とりあえずネタも飛ばさず練習どおりにひととおりやり切れた。それだけで万々歳。

袖を通り抜けて廊下に出て、本番後のテンションを落ち着けるため、とりあえず会場の外にでて二人で深呼吸。なに喋ったかよく覚えてないけど、とりあえず終わったねー!みたいなことをひたすら言い合ってたような。

私もあみちゃんも帰途につくにはちょっと早い時間だったので、当日券を買って会場に入り、他のコンビのネタをみる。ネタも雰囲気も、ほんとにいろんなコンビがいました。おもしろかったな。
あみちゃんは最後まで見たそうですが、私は新幹線の時間があったので途中で退席。

20時。帰りの新幹線の中で結果発表のインスタライブを見る。
司会のジョイマンさんがナイスアマチュア賞から発表し、そのままの流れで二回戦進出コンビを読み上げる。
思ったより発表のペースが早くてびびった。ナイスアマチュア賞を逃した気持ちを整理する間もないまま、どんどん合格者が読み上げられる。

「・・・番、かがささき!」

・・・おん!!?
自分たちのエントリーナンバーよく覚えてなくて不意打ちすぎたけど、いま絶対かがささきって言った!!!
うわーーー!!!!


そこからはXでポストしたりお世話になった方にLINEしたり、もらったメッセージに返信したりしなかったりしてるうちに秋田に着きました。たくさんのメッセージありがとうございました。もしかしたら追い切れてなかったかもしれなくて、見逃してたらごめんなさい。
そんなこんなで秋田に帰ってきまして、次の日はふつうにお堅い方のお仕事でした。現実に戻ってきた感じ。

振り返ってみて。

ササキとゴトウ企画や秋田730LIVEがなかったら絶対にできていないことだから、本当に環境のおかげだなって、周りの皆様に大変感謝しています。
そしてそういう環境に身を置けば、お笑いをやったことがなかったアマチュア芸人でもM-1一回戦を突破できるんだと証明できたことがとても嬉しい。

環境としてはかなり特殊ですけどね。
だってネタはライブにかけさせてもらったし、芸人さんに見てもらってコメントもらいましたから。プロの方たちにとっては普通のことかもしれないけど、アマチュアの環境としては恵まれすぎてると思ってる。
とりあえずの一回戦突破という結果は、見てもらった方とか応援してくれた方の顔を少しでも立てられたのかなと思って、そういう意味でも少し安心しています。

なんだか仕事の昇格試験に合格したときと同じような気持ちだな。
やるだけやって、練習どおりのパフォーマンスが出せたなって感触があって、評価してもらって、「あ、意外とできてたんだな」って思う結果をもらえて、周りの人のおかげだなあってしみじみ思って。


とはいえ私たちは二回戦に進出しただけ。
M-1グランプリはここから、二回戦、三回戦、準々決勝、準決勝、敗者復活戦、決勝、と続きます。
身の周りのあんまりお笑い知らない人にM-1一回戦突破したよって話をしたら、「テレビ出るの?」とか「決勝いつだっけ?」とか言われたけど。

なめんな!!!出れるか決勝なんて!!!笑


・・・とは言いませんでしたが、やるからにはより高みを目指して、自分たちのパフォーマンスがしっかり出せるように準備して向かいたいと思います。

引き続き、かがささきをよろしくお願いします。

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