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恋から愛への過渡期:パートナーシップとは



「人と付き合うこと」を高校生の頃からかれこれ17年間続けてきた。

楽しい時もあったし、辛い時もあった。
幸せだったし、苦痛だった。

恋をすることは、楽しいし辛い。

「もうこんな思い二度としたくない」と思いながら、よく分からない変なルートを通ったり通らなかったりして、何度も出会い続け何度も別れ続け、何度も同じことを繰り返した。

一人一人における素晴らしい経験や学びはあった。自分の中での基準も積み上がってきた。

でもどうしたらいいのか分からない。
恋とはなんなのか。
愛とはなんなのか。
恋愛とはなんなのか。
パートナーシップとはなんなのか。
はてなだらけ。

世の中の長年仲良く過ごしている恋人たちやふうふは、どうしているんだろう?
なんらかの知識を持った上でうまくいっている人たちもいるだろうし、感覚同士でうまくっている人たち、外部の力を借りてうまくいっている人たちもいるだろう。表面だけよく見えて実はうまくいっていないみたいな人たちも多い気がする。


恋について、愛について

愛についてはまた後々言語化するとして、パートナーシップにおいては、昨年の10月頃自分の中でとりあえずの定義付けをしてみた。

恋愛は感情。
 …感情だけで一緒に居ることができる。
パートナーシップとは感情+意志。
 …感情もあり、意志を持って一緒に居る。

そして、大事なのは対話。

とは思いつつも、パートナーシップ間でのコミュニケーションや変わっていく感情や関係性にいつも振り回され、うまく育まれずにいた。

今回主催者の陽子さんに誘ってもらい、パートナーシップに気付きを得るワークショップ「circle」に参加させてもらった。

「知恵の車座」というワークをおこない参加者同士でパートナーシップについての対話をし、やはり今回もパートナーとの「対話」「伝えること」が大事だというところに行き着いた。

今回初めて感じたのは、「伝える」のは相手に「伝わる」ためのもの
パートナーと対話をするとき、いつも「これ伝わっているのかな?」としっくりこないまま対話の時間を終えることがよくあった。

伝えているのに、伝わっている気がしない。

そもそも私はパートナーに何を求めていて、パートナーシップにおいて何を求めていて、愛とはなんなのか、と内省ぐるぐるにはまっていた。

そして、伝え合ってお互いに納得感を得られたとしても、日常の忙しさのなかで人間は忘れていくし、物事は常に移ろい変わりゆくので、伝え続ける必要がある。

このとき自分の中でたどり着いたのは、【伝え合う→伝わり合う→続ける】が大事なんだということ。

対話をする場も大事。
生活を共にしているので、生活空間の中で対話をするのはわたしにとっては難しい。家事モードやゆるモードや仕事モードから対話モードにお互い同時に入るのは難しいことに気付いたので、対話のための場を毎回設定することが大事だと思った。

【場の設定→伝え合う→伝わり合う→続ける】
このサイクルをまわしていくことを、これから大事にしていきたい。


ラブランゲージ

なんとも可愛らしいキーワードだろう。今回のワークショップのなかで、これまでの経験上、かなりのメイクセンスだった。

愛を伝える5つの方法に登場するラブランゲージ(愛の言語)。

人間の中にはラブタンクという愛を貯めるタンクがある。
これが空だと、口論になったり言葉の暴力をふるったりする。
満タンだと、友好的であり相手を理解したいと思い、違いを認め問題点を話し合いことができる。

より良いパートナーシップのために、お互いのラブタンクを満たしていく。
ラブタンクは相手からの「一次言語(=ラブランゲージ)で愛されること」によって満たされていく。

一次言語には5種類あり、愛を感じる言語は人それぞれ違う。

【5つの愛の言語】
・肯定的な言葉:愛情、称賛、感謝を言葉で表現する。
・クオリティタイム:中断や邪魔の入らない上質な時間で愛情を示す。
・贈り物:愛や好意の象徴として贈り物をする。
・サービス行為:言葉よりも行動で愛情を示したり受け止めたりする。
・身体的なタッチ:セックスや手を握るなど、身体的な接触を通じて愛情を感じる。

パートナーとの関係を良好にする5つの「愛の言語」

愛を育むためには、自分と相手がどの特性を持っているのかが大事とのこと。

これは本当に目から鱗だった。
これまでなぜ自分はパートナーからの愛を感じられないのか、なぜ相手に私の愛は伝わっていかないのか、の疑問が一気に紐解けた。

こればかり求める自分はおかしいのか?
なんでこんなに私は不安で不満なのか?
なんでパートナーはこれを重要視していないのか?
どうして私の愛の形は喜んでもらえないのか?

これまで思ってきたことに答えが出た瞬間だった。
これを知ってとっても楽になった。

恋では違う一次言語の人に魅力を感じ、愛では相手の一次言語に合わせて愛を伝えるそう。なるほど。

Web上に自分の一次言語を測れる診断ツールがあると教えてもらったので早速自分の診断をし、パートナーに共有した。パートナーからの共有もすぐにあった。

結果は当たり前だけどこのように全然違って、二人の愛が上手く育めない理由が理解できた。

これはすれ違うよなぁ…と思いながら、パートナーとの診断結果と見比べていると、パートナーの一次言語では私はとても愛されていること。そして、私は結構まんべんなく全てを求めていると思ったが結果はそうではなく、パーセンテージが低い部分は、パートナーからいつもgiveされていて満たされていることに気付いて、感謝の気持ちが込み上げてきた。

関係性における自分を知ること。
関係性における相手を知ること。
それは、関係性を育む上で本当に大事なことだ。

パートナーシップに答えはない。
自分たちで創り上げていくものだと思っていた。

ベースの部分は変わらないけど、それは0からでなくても良いことを知った。これまでに導き出されている知識やヒント、他者の力を借りながら、私たちは進化することができる。それを実感した時間だった。


恋から愛への過渡期

そして、タイトルのこちら。

この書籍では「恋と愛の違い」が明文化されておりそれは以下の通りである。

恋=「落ちるもの」努力を要しない/相手のために思いがけない行動をする/期限は2〜3年
愛=「選択」パートナーにとって大切なことに心を配る/そうすることを選ぶ、という態度

愛を伝える5つの方法

去年自分のなかで定義したことと似てはいるが、今回改めてこの言葉たちを見て「いまわたしはパートナーがどんな状態であれ【一緒に居ること】を選択しかけている」ことに気付いた。
Doingなのは、まさに今その過渡期であるからだ。

恋から愛に移り変わっている。
そのことに自覚的になったことが、嬉しい。


対話をすること

パートナーシップについて、パートナーのいない場所で他者と対話をすること。

陽子さん綱島さんのオーガナイズする今回のワークショップ「circle」では、その素晴らしさを実感できた。
自分の話を聴いてもらうことはもちろん、普段は聴けないし話せないであろうパートナー同士の見えない部分の話を聴かせてもらうことは、自分の気付きやこれからの行動へのきっかけとなった。

自分の話をしなくても、対話をすることによって「自分だけ」や「自分とパートナーだけ」の世界観から、外の世界へと溶け合うような感覚を持てたことが嬉しかった。


「維持すること」と「変化を迎え入れること」

ここ最近のパートナーとの対話や、今回のワークショップで私の中で確信したのは、「維持するのではなく、変化を迎え入れる」。
それによって、人生はますます美しくなる。

これについては、また今度。


お礼

陽子さん綱島さん、そしてパートナー。
今回は、素敵な体験と気付きをありがとうございました🧚‍♀️✨幸


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